テレビを観ることで物欲が刺激される仕組みとはなんでしょうか?
男性だったら時計とか車とか、女性なら指輪とかアクセサリー、衣服とかハンドバックとかですかね。
こういった物欲はどうやって植え付けられるんでしょうか?
子供を例にして考えてみましょう。
仮面ライダーとか戦隊モノ系のヒーロー番組を観ないで育つ子供は、仮面ライダーの変身ベルトは欲しがらないんですね。その子供にとっては不要なものなんです。
鬼滅の刃の刀とか、プリキュアのコスプレ衣装とかもです。
これらのものはテレビを観るから子供は欲しくなるんです。
子供のことですが、その構造を考えると大人は笑えないですよね。
テレビのビジネスモデルを考えた場合、特に子供向けの戦隊モノ系の番組に関しては視聴率は大きな問題ではないんです。
問題となるのはそのキャラクターグッズの売上なんです。
ちょっとしたECサイトで仮面ライダーベルトを検索してみてください。
おそらく数千円はするかと思います。中国製のベルトで原価は数百円もしないはずです。
そんなものでも子供にねだられて、親は誕生日やクリスマスにプレゼントとして変身ベルトを買ってあげる。
そんなキャラクターグッズの売上規模は年間で数百億に達しています。
粗利だけでも相当の金額になるかと思います。
民放テレビを観るのはタダだと思っていませんか?
テレビのビジネスモデルを考えた場合、全然タダじゃないんですよね。
番組の制作側では、この番組を観てくれることで このキャラクターグッズの売上がこのくらい狙えるだろうと数値目標があります。
一回の番組を視聴するだけで、100円とか200円とか取られることは無いんですが、結果的にキャラクターグッズを買わされることにより、数千円から下手すれば数万円までの結構な額を課金されてしまうんです。
それがこのテレビ番組のビジネスモデルなんです。
大人向けのトレンディードラマなんかも同じ手法が随所に散りばめられています。
化粧品、衣服にバック、おしゃれな家に家具、家電なんかです。
いろんな企業がそのトレンディードラマの視聴者から如何に金を吸い取るかということを考えているんです。
役者の持っているちょっとした持ち物や小道具、携帯電話に至るまで、細かく気を使って如何に視聴者がそのモノが欲しくなるかを考えているんです。
テレビを観るのはタダじゃないんです、いろんな企業の息がかかった番組を観されられて物欲を喚起されてしまうんです。
自分の商品を作る、自分の独自のビジネスモデルを作る前に、まずはそういった世間のビジネスモデルを見抜く目を養う必要があります。
そういったビジネスモデルの餌食にならないためにも、自分のビジネスモデルを作る種銭を貯めるためにもです。
他にもこの資本主義の世界には普通に生きていればお金を吸い取られる罠がたくさんあります。
経済的自由への道を切り開いて、自分が自分らしく生きるために人生を構築していきましょう!
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