金利の変動が株価に影響を与える仕組みを理解して、投資判断の精度を上げてよりよい投資成果をあげよう!

事業

先日のブログで 金利が下がるとマーケットに流れるお金の量が増える という話をしました。

金利が下がると投資環境にはプラスに働いて株価は上昇傾向になります。

なぜ株価が上昇するんでしょうか?

また、その逆に金利が上がると株価は下落傾向になります。

なぜ株価は下落してしまうんでしょうか?

なぜこういったことが起きるのか説明したいと思います。

①金利の上昇により会社の利益成長が鈍化するため

多くの会社は金利を負担して資金を調達しています。

そして設備投資や新規事業投資などを行っています。

金利が上がってしまうと資金の調達コストが上がってしまうので、その分利益が減少します。

会社の利益は株価に直結するので利益が減少すれば株価も下落します。

また会社によっては設備投資や新規事業投資を見合わせるところもあり、それによって会社の成長が鈍化し、結果として利益が上げられなくなれば、株価は上昇しにくいという結果になります。

②株式投資へのメリットが相対的に下がるため

インデックス投資への年平均リターンが5%だとしても、投資家はそれなりのリスクを背負わなければなりません。

強気相場のときは年15%くらいになるかもしれませんが、暴落時には-15%になる可能性も十分あるんです。

株式投資は基本ハイリスク・ハイリターンなんですね。

でもそれは他の金融商品、債権や不動産、為替やREITなどと比較した相対的なものです。

仮に手堅く確実に年利5%を得られる金融商品があればどうでしょうか?

そちらを選びませんか?

現在の米国債権が年利5%近い水準にあること を先日のブログで説明しました。

じゃあ、わざわざハイリスクの株でリターンを狙うより、他の安全な手堅い投資でそこそこリターンが取れればいいやと投資家心理としては考えますよね。

そして株式を売る人が増えて株価が下落するという仕組みなんです。

ハイリスク・ハイリターンの株式投資のメリットが金利上昇により相対的に薄まってしまえば、他のローリスクな金融商品を選択する人が増えるため、株価は下落傾向になるのです。

どうでしょうか?

別に難しい話でもなんでもないですよね。

ですが、このような前提が分かって投資をしているかどうかで投資の精度は上がり、投資の勝率も変わってくると思います。

金利と株価の関係を理解した上で、勝てる投資家を目指したいですよね。

特にこれからアメリカの金利は引き締め方向に動く可能性が高く、FRBの発言一つで為替、株価は大きく変動する可能性もあり目が離せませんね。

お金は自由の土台です。そして自由に生きるためにはお金は避けて通れない話題であり、お金がなければ自由には生きられません。

学んで、行動して経済的自由への道を切り開いて、自分が自分らしく生きるために人生を構築していきましょう!

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