以前から気になっていた このコインをようやく手に入れました!
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1943年のアメリカの1セント硬貨です。
アメリカの1セント硬貨は通称「ペニー」と呼ばれますが、この1943年のペニーはなんと鉄製なんです。
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1943年のスチールペニーは、第二次世界大戦中の銅不足に対応するために設計されました。
米国造幣局は、低炭素鋼(鋼鉄)を使用し、亜鉛めっきでコーティングされた戦時中の特殊製法ペニーを製造しました。
この設計は、戦争物資として大量に使用されていた銅を節約するために行われました。
スチールペニーはフィラデルフィア、デンバー、サンフランシスコの3つの造幣局で製造されました。
米軍にとっては、銅を節約するための重要な手段として歓迎されましたが、米国民には不評でした。
スチールペニーは自動販売機で問題を引き起こし、またコインとしては腐食しやすく、10セント硬貨との区別がつきにくかったためです。
その後、1944年には元の銅ベースの組成に戻りました。
なお、ペニーの材質の変革はこのようになっています。
- 1909年–1942年: 青銅
- 1943年: 鋼鉄+亜鉛めっき
- 1944年–1958年: 青銅
- 1962年–1982年: 95%銅、5%亜鉛
- 1982年–現在: 97.5%亜鉛、2.5%銅(表面めっき)
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スチールペニーの重量は2.61g に対し、
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1964年のペニーは3.16gです。
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1989年のペニーは2.46gです。
年号違いでずいぶん重量差がありますね🙄
以上、参考になりましたら幸いです!
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