久々に何か作りたいなと思い、コインリングを作ってみようと思います。
今までコインリングは主に白銅貨で作っていたので、今回初めて銀貨を使って作ってみようと思います。
旭日50銭銀貨を使います。
50銭銀貨にしてみたら死刑台に登ってる気分でしょう。
彫りが深そうなこの銀貨を使います。
明治40年の旭日50銭銀貨です。
加工前の重量は10gです。
銀貨のセンターにポンチで印をつけます。旭日は楽ですね😅
なるべく細いドリルでちょっとずつ穴を拡大していきます。
8ミリぐらいまで穴を開けますが、
どうしてもセンターがズレます。
ちなみに穴あけの時に発生した切粉は可能な限り回収し、また別のタイミングで溶かし固めようと思っています。
穴がずれたり バリが出たりするのは、経験上想定内なので、
リューターやタングステンビットの力を借り、穴位置を修正させます。
銀狩ファイヤーで熱処理後、
今回はサイコロ玉台で初期加工をしてみます。
サイコロ玉台はコインからコンチョなんかを作れるやつですね。
一度に大きく変形させずに、加工→熱処理と繰り返します。
白銅貨と比べ銀貨は熱の回りが早いので加熱し過ぎに注意が必要ですね。
さすが熱伝導率最強金属!
だいぶ 形が変わってきましたが
まだまだ 加工→熱処理を繰り返します。
大まかな形が出来上がりました!
あとは削りや磨きで修正をかけていきます。
カップリングブラシで磨くとリングっぽい感じになってきました。
最終的に修正や磨きを入れ完成しました!
リング裏側に さりげなくある大日本がお気に入りです。
明治40年(1907年)です。
よく見れば細かいアラはいっぱいあるんですが、とりあえず形になってよかったです😅
妻に手タレになってもらいました。さりげなく娘の指も写ってます😅
重量は8.11gでした、想像していたよりも重量は減っていないですね。
銀貨で作製してみた感じ、白銅貨と同じように加工はできますが、熱処理はすぐに加熱されてしまうので、部分的に溶解してしまう恐れがあり注意が必要です。
以上、参考になりましたら幸いです!
コメント