以前、私が勤め人だったときは肉体的にハードな部署に異動させられたこともあって、朝食はしっかり食べていました。
また、パワー系のスポーツをガチでやっていたときは朝からカツ丼弁当とかを食べていたので、朝が弱い妻は驚いていました。
いまでも私は朝食はなるべくしっかり食べています。
朝食は必要なものなんでしょうか?
それとも不必要なものでしょうか?
もう何年も朝食を食べていないけど、身体には何も問題が無いよって人もいると思います。
朝食不要説の説得力を高めるエピソードに、エジソンが発明したトースターの話があります。
『朝食という文化は、エジソンがトースターを売るために広めたもの』というものです。
そこから人々の食事は1日3食が当たり前になっていき、栄養の取りすぎで太った人が増えていったのです。
だから現代人は食べ過ぎで朝食は不要だ、という説です。
実際に朝食抜きの生活をすると、最初のころはキツイですが徐々に身体が慣れていき あまりお腹が減らなくなります。
これは人間の身体には恒常性機能というものが備わっており、体温、血糖値、血圧、塩分量、水分量などを一定の状態に保とうとするオート機能が働いているからなんですね。
だから朝食を食べないでエネルギーの補給を断ってしまうと、そのオート機能が発動して、身体のエネルギーを使いすぎないように自動で調整してくれるんです。
その結果、身体の代謝は下がってしまうんですね。
そんな状態で午前中からエネルギーを使ってしまうと、身体はエネルギー不足になってしまい、筋肉を分解してエネルギーを作ろうとします。
そんなことを繰り返すと筋肉は落ち、身体の代謝も下がったままになってしまいます。
事実、夏場に熱中症になる人の多くは朝食を食べていないことが分かっています。
じゃあ実際にはどうすればいいんでしょうか?
朝のコンディションは人によって色々と異なると思います。
睡眠不足の人、前の夜に飲酒した人
前の日の夕食が遅かった人、早かった人
前の日の夕食が消化に悪かった人、良かった人
胃液が多い人、少ない人、逆流性食道炎の人
寝起きで身体が朝食を受け付けないのであれば、無理に食べる必要は無いと思います。
その代わりに、10時くらいにちょっとしたおやつのようなものを食べるとよいと思います。
ここでのおやつはナッツ類やドライフルーツなどがお勧めです。
朝食は食べたいけど時間的な余裕が無く食べることができないという人は、根本的な生活リズムを見直して朝食を食べる時間を捻出した方が良いでしょう。
個人的には、朝食を抜くのであれば、昼食を抜いたほうが日中の仕事を中断されることもなく、一日の仕事のパフォーマンスも上がっていいと思います。
ただ勤め人の場合は強制的に昼食時間を取られるので昼食を食べるしかないですが…
一日のパフォーマンスのアップは人的資本のアップともいえる大切なものです。
朝食も自分の人的資本への投資だと思えば、あまり変なものは摂れませんよね。
以上、参考になりましたら幸いです。
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