【ガラパゴスボーナス】労働対価の後払いという日本のボーナス制度

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勤め人正社員のみなさん、もう冬のボーナスは出ましたでしょうか?

私が以前勤めていた会社では12月10日に支給されており、今年であれば営業日の12月8日に支給されていると思います。

給料とは別にまとまったお金がドカンと振り込まれるわけですから、ボーナスを何に使おうかワクワクされている人も多いかと思います。

そもそもボーナスとはなんでしょうか?

賞与とか一時金とか特別手当とか呼ばれていますよね。

ボーナスの支払いの回数や時期、金額についての決まりはなく、会社それぞれ独自にボーナスに関するルールを決めることができるんですね。

もとは海外から輸入されたボーナスというシステムですが、日本のボーナス制度は世界基準とは外れた独自の進化を遂げたガラパゴスボーナスなのです。

世界基準では労働対価としての給料は年棒制で決まります。

仮に年俸600万円とします。

月の給料は600万円÷12ヶ月で50万円となるわけです。

そこで会社の業績アップに貢献した優秀な社員など限定に+αの特別ボーナスが支給されるのです。

まあ当然といえば当然ですよね。とても明朗で分かりやすいと思います。

日本の会社の 社内表彰 に近いかもしれません。

日本の会社の場合はどうでしょうか?

正社員であればほぼ全員ボーナスが支給されると思います。

仮に年収600万円、年間ボーナス4ヶ月とします。ボーナスは夏2ヶ月、冬2ヶ月です。

だとすると、月収37.5万円、ボーナス75万円×年2回となるわけです。

最近は会社の業績連動型や個人の成果評価連動型になっていると思いますが、それでもボーナスが倍になったり半分になったりはしないはずです。

私が以前勤め人をやっていたとき、半年間頑張って会社に年間2000万円ほど原価低減案件を確立させたんですが、ボーナスで10万円ほどアップしただけでした。

逆に、全然やる気のない二日酔いで会社に来ているような社員でもボーナス-10万円程度でした。

これはもうボーナスの固定分がただの労働対価の後払いとなっているだけなんですね。

労働対価の後払いという意味では、退職金とかと考え方は一緒なんです。

そしてこのボーナスは会社の業績によっては支給しなくてもいいもの、基本給を低く抑えるための調整弁的な役割なんです。

だから年収600万円の人であれば、毎月12.5万円を半年間積立した金額をボーナスで貰っているだけなのです。

12.5万円×6ヶ月=75万円

普段の基本給を低く抑えられ、

その分をまとめて受け取っているだけなのに、

臨時収入と勘違いして浪費して散財しているだけなのです。

あなたの人生の時間と引き換えに得た大切なボーナスです。

後悔しないボーナスの使い方をしたいですね。

お金は自由の土台です。そして自由に生きるためにはお金は避けて通れない話題であり、お金がなければ自由には生きられません。

学んで、行動して経済的自由への道を切り開いて、自分が自分らしく生きるために人生を構築していきましょう!

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