以前から回転バレル研磨機が欲しいと思っていましたが、市販品はそこそこの値段がします。
![](https://49sai.com/wp-content/uploads/2023/10/IMG_20231009_215936-438x1024.jpg)
だったら自作してしまえ!ということで今回作製してみました。
予算は2,000円以下で設計検討する事にしました。
![](https://49sai.com/wp-content/uploads/2023/10/IMG20231008080914-1024x1024.jpg)
動力源はこれを使います。
タミヤのミニモーター低速ギヤボックス (4速)です。
低速ギヤボックスはウォームギヤを使って減速比を大きくとったゆっくりしたスピードが特徴。
71.4:1、149.9:1、314.9:1、661.2:1の4種類のギヤ比が選べます。
ケースやギヤは高精度なプラスチック製、3mm六角出力シャフトは丈夫な金属製。
動きに変化をつけるクランクプレートも付いています。
ギヤケースはメカニカルなクリヤーカラーを採用しました。
ギヤボックスのサイズは約幅20mm、高さ24mm、長さ30mm 。
※このモーターの基本電圧は3Vです。
![](https://49sai.com/wp-content/uploads/2023/10/IMG_20231009_220608-667x1024.jpg)
アマゾンでの実売価格はこのくらいでした。
![](https://49sai.com/wp-content/uploads/2023/10/IMG20231008080924-1024x1024.jpg)
使用するギヤ比によって回転数とトルクを選べます。
最もトルクの大きく、回転数の低いギヤ比661.2にしました。
![](https://49sai.com/wp-content/uploads/2023/10/IMG20231008081140-1024x1024.jpg)
ささっと組み立てます。
パーツ切り取って組み立てるだけなのでそんなに難しくないです。
ただ想像していたよりも小さいですね。
モーターは小指の第一関節くらいの大きさです、これで大丈夫かな?
![](https://49sai.com/wp-content/uploads/2023/10/IMG20231008084806-1024x1024.jpg)
電源は3Vなので単3乾電池2本とバッテリーケースを使います。
![](https://49sai.com/wp-content/uploads/2023/10/IMG_20231009_220529-612x1024.jpg)
これもアマゾンで購入しました。
2個セットだったので1個だと250円くらいです。
![](https://49sai.com/wp-content/uploads/2023/10/IMG20231009213656-1024x1024.jpg)
適当な木っ端を組み合わせてベースを作ります。
回転バレルを支えるキャスターを付けました。
ギヤモーターの軸高さは、回転バレルの中心にくるように設置しました。
![](https://49sai.com/wp-content/uploads/2023/10/IMG20231009213708-1024x1024.jpg)
大まかなギヤモーターの軸高さを決めてから、キャスターを取り付けると楽です。
![](https://49sai.com/wp-content/uploads/2023/10/IMG20231009213721-1024x1024.jpg)
回転バレルを支えるキャスターです。
ダイソーで購入したラック用のキャスターを魔改造しています。
これは4個で110円でした。
滑りを良くするためシリコンオイルを付けています。
![](https://49sai.com/wp-content/uploads/2023/10/IMG20231009213742-1024x1024.jpg)
ギヤモーターからでる六角です、これで全トルクを伝達します。
![](https://49sai.com/wp-content/uploads/2023/10/IMG20231009130634-1024x461.jpg)
作製中の状態ですが、全体のイメージです。
回転バレルはダイソーで購入したネジ蓋のついたプラスティック製の円筒形のケースです。
![](https://49sai.com/wp-content/uploads/2023/10/IMG20231009213625-1024x1024.jpg)
ギヤモーターに付属するクランクプレートを、回転バレルの底に紫外線硬化レジンで接着しました。
接着強度的に不安だったので、よく下地処理と脱脂をして盛り盛りで接着したら大丈夫でした。
紫外線硬化レジンの強度って高いんですね。
![](https://49sai.com/wp-content/uploads/2023/10/IMG20231009213816-1024x1024.jpg)
回転バレルの内側に段差が無いと、中でワークが滑っているだけなので適当な段差を作ることにしました。
アルミのL字アングルなどがよかったのですが、手持ちがなかったので、ヒノキの角棒で代用しました。
これはステンレスのタッピングビスで固定し、紫外線硬化レジンを盛り盛りで防水しています。
こんな感じに作動します。
乾電池だと4時間前後稼働するようです。
強度的に一番弱い部分は全トルクを受ける樹脂製のクランクプレートなので、金属製のイモネジに置き換えたりしてもいいかもしれません。
とりあえずバレルの中には庭の砂利を入れてみたんですが、中に入れるメディア次第で鏡面加工とかもできると思います。
今後はいろいろと研磨条件出しをしてみたいです。
今回は家にあった素材なども使って作製してみましたが、作製費用は1,500円以下で収まりました。
以上、参考になりましたら幸いです。
コメント