アンガーマネジメントについて

事業

人はなぜ怒るのか?

それは怒るべきことなのか?

そういった怒りのメカニズムについて解説していきたいと思います。

まず最初に人を怒らせる原因はなんでしょうか?

①出来事でしょうか?

②人物でしょうか?

普通は出来事や他人が怒りの原因だと思いますよね。

でも正解はどちらでもないのです。

人が怒る原因は、その人の価値観と常識なんです。

例えば会社で、

・まともマニュアルも無いのに仕事をやれと言われたとか

・突発業務で忙しいのに上司が知らぬ間に帰宅してしまったとか

・今までのキャリアを無視されて全然畑違いの職場に異動させられたとか

まあ、会社で考えると怒りの事例はたくさん出てきますね(笑)

ですが、全ては人の頭の中に既存の価値観や常識があるので、それに反する行動をした人に対して裏切られたと思い込み、それが怒りという感情になって表れているだけなのです。

・まともなマニュアルも無いのに仕事をやれと言われたとか

⇒会社として業務上のマニュアルは整備しておくべきだ

・突発業務で忙しいのに上司が知らぬ間に帰宅してしまったとか

⇒上司ならば部下以上に業務に責任を持つべきだ

・今までのキャリアを無視されて全然畑違いの職場に異動させられたとか

⇒会社は従業員のキャリアを大切にして活かすべきだ

だからその人は勝手に怒っているだけで、実は誰も悪くは無いのです。

少なくとも法を逸脱するほどの悪さはしていないはずです。

でも怒りに任せて他人を物理的に攻撃してしまったりすると傷害罪という罪に問われます。その後も会社を解雇されたり、攻撃した相手に慰謝料も払う必要があるかもしれません。社会的制裁も受けるでしょう。

この世界では、善か悪かを決めるのはあくまで法律です。

ですが、人は今までの生き方や経験によって培った価値観をベースにした 自分ルールを勝手に作って、そのルールから逸脱したものを悪と思い込んでいるだけなのです。

怒りの原因が自らの価値観に有るのだと思えば、怒りをコントロールすることも可能です。

それでは怒りの原因に対してどう行動していけばいいのでしょうか?

世の中には自分の影響力で変えられるものと、変えられないものがあるんです。

変えられないものに対して怒っても何も変わらないのです。

例えば会社の業績悪化で来年のボーナスは半分になるとかです。

変えられないものに対峙したときは、怒るのではなく受け入れてください。

受け入れて、転職をするとか 副業をするとか 自分で事業を興すとか 考えたほうがよっぽど建設的です。

起きた事象に対して柔軟に対応することが 余計に怒らなくてすむ だた一つの方法なんです。

そして自分にとって重要なことでなければ徹底的に無視するんです。

そうすることでイライラすることもなくなります。

そのことを日常的に意識するだけで、人生を楽しく穏やかに過ごすことができると思います。

くれぐれも怒りで自分の大切な家族や友人を無くさないように

以上、参考になりましたら幸いです。

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