JB23ジムニーのホイールナットを増し締めして安全に走行しよう!

車いじり

時事ネタですが、札幌 西区で走行中のJB23ジムニーの左前のタイヤが外れ、4歳女の子の園児に直撃、意識不明の重体で搬送という痛ましい事故がありました。

私にも小さな子どもがいるのでとても他人事とは思えません。

女の子の命に別状無く、後遺症も残らず回復して欲しいです。

タイヤが外れてしまったジムニーはかなりの改造車両で、オーバーフェンダーを付け極厚なワイドトレッドスペーサーを装着して車幅を広げていますが、軽自動車規定の横幅を超えているので完全に違法改造車です。

ニュース画像からはワイドトレッドスペーサーのハブボルトなどの折損は見られません。

私の勝手な推察では、アルミ製の軽量ホイールナットを使用していたのではと思います。

ネットショッピングなどでは、多種多様のアルミ製ホイールナットを販売しており、誰でも簡単に入手できます。安価なものでは2,000円台で手に入るものもあります。

A7075など高強度の超々ジュラルミン材を使っていると謳っていながら、実際には窓サッシなどに使われる安価で低強度の6000系アルミが使われているケースもあります。

アルミ製ホイールナットは自動車メーカーでも純正採用しておらず、繰り返しの使用に耐えられずナットの雌ねじが無くなってしまう可能性もあり、効果の割に非常にリスクの高いアイテムです。

もしアルミ製のホイールナットを使用しているのであればスチール製のホイールナットに変更することを強く勧めます。

スチール製のショート貫通の17HEX であればナット1個の重さは20gほどで、アルミ製ホイールナットと大差ないレベルです。

今回、啓蒙も兼ねて自分のJB23ジムニーのホイールナットの増し締めをします。

表面処理がネオクロームのスチール製ヘプタゴンホイールナットを使っています。

もの珍しくてネオクロームにしたけど失敗かも…

ですが経験上、ネオクロームの耐食性能は非常に高いです。

使用する プレセット型トルクレンチ GT-T210 です。
台湾製、校正証明書付きで、5,000円くらいでした。
ブレーキペダルを踏ませることもでき、なにかと役に立つので一本持っていても損はないです。

ディープソケット付きです。

エクステンションバーも付いています。

トルクの設定方法です。

JB23ジムニーのホイールナット締め付けトルクは95N・mです。

若干余裕を持って98N・mにセットしました。

盗難防止用のヘプタゴンナットなので、専用ソケットを使います。

通常のディープソケットにはめ込み、マスキングテープなどで固定すると作業性がアップします。

『カチッ』というクリック音がするまでホイールナットを締め付けます。

あとは☆の形になるように順番にトルクを掛けていきます。

今回の事故で自分の大好きなジムニーが危ない車みたいな感じで報道されてとても悲しいです。

園児が早く元気になってくれることを願っています。

みなさんもいい機会ですから、ご自分のお車のホイールナットを確認してみませんか?

以上、参考になりましたら幸いです。

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