【全世界株インデックス】なぜオルカンから中国が抜かれインドの比率が上昇するのか?

事業

2024年2月29日、米MSCIは世界主要国の上場株を対象とした世界株指数「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」から中国株66銘柄を除外します。

この四半期ごとの指数見直しにより、指数全体の中国株組み入れ比率は低下し、代わりにインドの比率が上昇しています。

MSCI ACWI指数は、先進国23カ国及び新興国23カ国に上場する大・中型株を対象にしたインデックスで、グローバルの株式市場の約85%をカバーしています。

みんな大好き、eMAXIS Slim 全世界株式もMSCI ACWIに連動していますね。

世界の株式市場では、中国とインドの地位と影響力が大きく変化しています。特に、中国が一部の全世界株インデックスの構成から外れ、その代わりにインドが含まれるようになったという動きが注目を集めています。このブログでは、その背後にある理由について探ってみたいと思います。

1. 中国とインドの経済成長と見通し

中国とインドは、世界有数の経済大国であり、両国の経済成長は世界全体の景気に大きな影響を与えます。しかし、最近の動向では、インドの経済成長率が中国を上回るという見通しもあります。この経済成長の違いが、投資家やインデックスプロバイダーの関心を変える一因となっています。

2. 市場の開放度と規制緩和

中国とインドの市場は、外国からの投資に対するアクセスや規制の面で異なります。インドは近年、外国からの投資を受け入れるための規制緩和や市場の開放を進めてきました。一方で、中国の市場は依然として外国からの投資に制約があり、市場へのアクセスが制限されているという課題があります。このような違いが、投資家の関心や市場の動向に影響を与えています。

3. 地政学的な要因と米中関係の緊張

中国とインドは、地政学的に異なる位置にあります。特に、中国と米国との間の緊張関係や貿易摩擦が高まる中、インドは米国との関係を深める動きを見せています。これにより、インドの地政学的な重要性が増しており、投資家の関心を集める要因となっています。

4. 産業構造と新たな成長分野への関心

インドの経済は、製造業だけでなく、サービス産業や情報技術などの分野においても成長しています。この多様性が、インド市場の魅力を高めています。一方で、中国の経済は製造業に依存しており、特に製造業への関心が後退する中、インドの市場が注目されています。

これらの要因が重なり、中国が一部の全世界株インデックスの構成から外れ、インドが代わりに含まれるようになったと考えられます。これにより、世界の投資家たちは、新たな投資機会や市場の動向に注目することが求められています。


このブログでは、中国とインドが全世界株インデックスの動向に影響を与える背後にある理由について解説しました。両国の経済成長や市場の開放度、地政学的な要因などが、投資家の関心や市場の動向に大きな影響を与えています。

お金は自由の土台です。そして自由に生きるためにはお金は避けて通れない話題であり、お金がなければ自由には生きられません。

学んで、行動して経済的自由への道を切り開いて、自分が自分らしく生きるために人生を構築していきましょう!

コメント