以前、妻のママ友のお子さんの誕生日プレゼントに、お子さんの好きなキャラクターや名前を入れたオリジナルのガラス工芸品を作製しました。
作製にはカッティングマシンとサンドブラストマシンを使っています。
ネット上の作製方法などを参考にはしましたが、殆どは我流の素人の自作品です。
それでもママ友からは結構好評で喜んで貰えました。
今回、そのママ友の妹さんが実際にガラス工芸品の作製を体験したいとのことで、一緒にやることにしました。
せっかくなので作製方法を公開します。
まずはベースのガラス製品を用意します。
これはダイソーで購入した耐熱グラタン皿です。
ガラスの厚みがあり、フラットな面にガラス細工を行います。
グラスなどにもできますが、曲面への細工はちょっと難しくなります。
アマゾンで購入したA4サイズの両面粘着シートを使います。
両面粘着シートA4 【20枚セット】 薄型 強粘着 サイズ210×297mm 20枚入
以前はスプレー糊などを使っていましたが、粘着力がイマイチで、糊がはみ出すこともあり、両面粘着シートを使うようにしました。
作業的には粘着シートの方が確実で仕上がりも綺麗です。時間も掛からないしオススメです。
百均とかでも同様のものを探したんですが、あまりいいのが無くてアマゾンで購入しています。
セリアで買ったクリアファイルを使います。
ファイルを切り出して一枚のシートにしています。
シートの厚みは0.18mmのを使っています。
シートの厚みが0.3mmとかの厚さだと カッティングマシンで切り抜きにくくなってしまいます。
カッティングマシン用の台紙です。
A4よりも若干サイズが大きく、粘着力があります。
台紙の上にアマゾンで購入したA4サイズの両面粘着シートを載せます。
剥離紙は剥がさず、なるべく空気が入らないように貼り付ける感じです。
表面の剥離紙を剥がして、クリアファイルを貼り付けます。
ここでもなるべく空気が入らないように貼り付けます。
反対にして足で踏んでもいいです。しっかり密着するようにします。
カッティングマシンは ユーロポート株式会社のsilhouette portrait3 シルエットポートレート3 を使います。
使い勝手のいいマシンだと思います。
マシンに付帯するアプリでデザインします。
アプリも使いやすくて、簡単にデザインできます。
切り出し条件です。
台紙や剥離紙なども考慮すると層が厚いので条件的にはハードです。
10分くらいで切り出しできました。
名前の部分は個人情報の関係もありモザイクを入れております、ご了承下さい。
ちなみに名前は水平反転させています。
お皿の裏面に貼り付けます。
貼り付ける前にパーツクリーナーなどで脱脂をしておくと安心です。
なるべくズレないように、空気が入らないように貼り付けます。
あと、ブラストをさせたくない場所はガムテープなどでマスキングをします。
マスキングは2層以上しておいたほうが安心です。
サンドブラスト処理をします。
ママ友妹さんにやらせてみました。なかなか筋がいいですね。
メディアはアルミナの#100を使っています。
以前はブラスト処理するとメディアを撒き散らして酷かったんですが、掃除機で吸い取りながらやるようにしたら大幅に改善されました。
コンプレッサーのパワーが無いので休み休みやります。
こんな感じにブラストします。
ブラスト中はどんな仕上がりになるか分からないのです。
なるべく垂直に、均一に、同一距離でまんべんなくブラストするのが綺麗に仕上げるコツです。
こればっかりは数をこなさないと分からないかもです。
マスキングを剥がして、お湯でよく洗って粘着シートを剥がすとこんな感じです。
粘着シートを使うようにしてからデザインの輪郭がはっきりでるようになりました。
はじめてやったのに非常に仕上がりがいいのではないでしょうか?
失敗しなくてよかったです、教えたかいがありました。
如何でしょうか?カッティングマシンとブラストマシンの組み合わせでできるガラス細工、なかなか面白いですよ。
以上、参考になりましたら幸いです。
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