マルクスの資本論をなるべく分かりやすく説明してみる試み

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『資本論』とは、ドイツの経済思想家カール・マルクスによって書かれた資本主義社会の仕組みや問題点を明らかにした名著です。

マルクスと言えば現在の中国やロシアのような一党独裁の共産主義的なイメージがありますが、彼の本来の思想はそういった中央集権体制とはかけ離れた、労働者階級目線からの資本主義の矛盾や問題点を指摘しています。

かつてマルクスが指摘した資本主義の問題点は、150年以上経った現代において世界中であらわとなり、多くの人々を苦しめています。

資本主義社会では経済が無限に成長しようとする一方、格差の超拡大、紛争、環境破壊、気候変動など、本当に持続可能な平等で平和な社会が作れるのか疑問視する声も上がっています。

この資本主義社会では全てのものは商品なんです。

商品とは言ってみればお金と交換できるものです。

私たちの目の前にある、スマホもPCもテレビも服も食べ物もすべて誰かが売っている商品です。

私たちの身の回りはすべて商品なんですね。

資本主義社会では、ほぼすべてのものがお金を出せば手に入るんです。

そして自分のオリジナルの商品を持っている人を資本家と呼ぶんですね。社長とも呼ばれています。

そして、自分のオリジナルの商品を持っていなくて、自分の労働力という商品しか売るものがない人を労働者と呼びます。

もしあなたが、今までに無い画期的で自分独自の工法でしか作れないハンドメイド作品を作ったとしましょう。

その作品をメルカリなどのフリマサイトで販売すると飛ぶように売れます。

もう、作っても作っても売れるので、朝から晩まで作品を作ります。

それでもバンバン売れるので、人を雇って、独自の工法を教えこんで、自分の代わりに同じ作品を作って貰うことにします。

人を雇うというのは、労働力をいう商品を購入することと一緒なんですね。

その労働力という商品は1日8時間、月に160時間働いてくれて、その代金に月に20万円払うという契約をします。

そして社長となったあなたはハンドメイド作品を売るだけで大金が入ってくることになるんです。

もちろん、そのハンドメイド作品もいつかは飽きられてしまったり、競合作品が生まれて売れなくなる日が来るでしょう。社長はそういったリスクも受け入れる必要があります。

このように資本主義社会では、自分のオリジナルの商品を持つ資本家と自分の労働力を売る労働者の二通りに分かれているんです。

労働者が貰う給料とは何を基準にしているんでしょうか?

労働者が労働力を再度発揮してくれる費用に準じているんですね。

労働者が寝る場所があって、食べるものがあって、遊んでストレス解消ができる程度の費用です。

給料というのは労働者が『労働力』という商品を再生産するための経費なんですね。

年功序列で給料が上がるのは、勤続途中から家族を持って養うことを許してもらっているため、その経費分が上乗せされているんですね。

各種福利厚生や通勤手当、寮や社宅なども、労働力の質を高めるための経費に過ぎないのです。

それが給料の正体なんです。

見方を変えれば、労働者は労働力を再生産し続けるだけの奴隷のようにも見えるでしょう。

ですが、労働力を提供しているだけで生きていく経費は貰えるので、メリットとも言えるでしょう。

言われたことさえやっていれば餓死することは無いし、たまには気晴らしする程度の経費も貰えます。

結局、この資本主義社会をどう生きていけばいいんでしょうか?

労働者として生きていく分には餓死することもなく、たまには気晴らしもできるし、それでもいいと思います。ただお金の苦労はずっと続くと思います。

お金持ちになりたければ、自分独自の商品を持つしかありません。

商品を持てば自分の労働力を売って稼がなくてもよくなります。

やりたくもない仕事に自分の大事な人生の時間を使うこともありません。

一度しかない自分の大切な人生です。

学んで行動して経済的自由への道を切り開いて、自分が自分らしく生きるために人生を構築していきましょう。

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