今回はお金についての話です。
子どもの頃に、『子どもはお金のことなんて考えなくていい!』と両親から言われたことはありませんか?
私はよく言われておりました。今にして思えば 子どもの頃からお金に執着するのは良くないことだ、という日本人的な文化、美学だったんでしょうか?
そう言われて育った人は少なくないと思います。
昔の日本の学校ではお金の勉強はしませんし、やってもお買い物ごっごレベルではないでしょうか?
大人になれば誰しも生きていくために いやでもお金と付き合っていく必要があります。
なるべく早いうちからお金に対して勉強しておいたほうが合理的だと思います。
現在では金融庁が中学生・高校生向けに教育指導教材を公表したりしています。大人が見ても十分基礎が学べるものなので、一度目を通しても損はないと思います。
まず 前提として『お金=道具』であるということです。
お金とはただの道具であって、持っているだけで使わなければ何の意味も無いものです。
言われてみれば当たり前ですが、忘れがちがところですよね。
日本人は死ぬ前が一番お金持ちだという話もありますので、お金を使う力は高めていきたいところですね。
そしてお金に綺麗も汚いも無いのです。
そんなお金には3つの機能があります。その3つの機能とは何でしょうか?
①何かと交換できるもの
②価値をはかることができる
③保管することができる
お金とはこのように幾つかの機能を持った道具に過ぎないのです。
ですが今の日本ではその機能を忘れがちがな人がいるのも事実です。
お金をただ持っているだけで幸せだと感じる。
手元にお金があればなんとなく幸せな気がする。
銀行や証券口座の数値が増えれば幸せだ。
自分の持っているお金に比例して自分の価値も高くなっている気がする。
そんな感覚を持った人が増えてきているのです。
ですがお金は保管するだけでは、あなたの価値を高めることも、あなたを幸せにすることもできないんです。
お金は何かと交換することで あなたの価値を高めたり、幸福感を与えてくれたりするんです。
それでは何と交換することで あなたの価値を高めたり、幸福感を与えてくれたりするのでしょうか?
4つのお金の使い道があります。
①社会人として自立して生きていくため
②自分のやりたいことをやるため
③人生で困ったときの防波堤
④人を助けるため
お金は人に自由や幸福、そしてさまざまな可能性を与えてくれます。
お金は生きていく上で欠かせない重要なものですし、人生に大きな影響を与えるものです。
だからこそ、お金には恐ろしい魔力も潜んでいるのです。
お金のことを正しく学ばずに育つと、すぐにこのお金の魔力に支配されてしまうのです。
お金を持っているだけで偉い人と思っていないか?
値段が高いものの方が 安いものより良く見えないか?
高収入の仕事のほうが 低賃金の仕事より良く見えないか?
もし これらのことに思い当たるふしがあるのなら、それはお金の魔力に惑わされています。
本質を見ずに『お金の値段』だけで価値を判断してしまうと、お金に縛られた生き方になってしまいます。
なんでも値段が高いものの方が良い、稼げるだけ稼ぐのが良い、とお金だけを追いかけると どこまで走ってもゴールのない人生になってしまいます。
確かにお金は大事です、ですが豊かな人生を送るための道具に過ぎない『お金』そのものが、人生の目的や全ての基準になってしまうのは本末転倒ではないでしょうか?
学んで、行動して経済的自由への道を切り開いて、自分が自分らしく生きるために人生を構築していきましょう!
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