コイン鑑定会社NNCとはどういった鑑定機関でしょうか⁉️

日常
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コイン鑑定会社NNCとは

日本や欧米のコイン収集界で「NNC」と言った場合、第三者鑑定機関(グレーディング会社)としての「NNC(Numismatic Numismatic Corporation)」を指しますが、国際的な信用度や知名度ではPCGSやNGCなどと比較すると どうなんでしょうか?

今回は、コインコレクターや投資家の間で話題となる「コイン鑑定会社NNC(Numismatic Numismatic Corporation)」について解説します。


会社概要と歴史

  • 設立日・歴史
    NNC(Numismatic Numismatic Corporation)はアメリカ合衆国に本拠を置くコイン鑑定会社ですが、設立年や創業者などの詳細な歴史的情報は公表されていません。
  • 会社規模
    NNCはPCGSやNGCのような世界的な大手と比べると規模は小さく、グレーディング実績や取扱枚数も公表されていません。

国際的な信用度と日本での知名度

  • 国際的な信用度
    NNC(Numismatic Numismatic Corporation)は、PCGS(Professional Coin Grading Service)やNGC(Numismatic Guaranty Company)といった世界的な大手第三者鑑定機関と比べて、国際的な信用度は大きく劣ります。
    世界市場で流通する高額コインの多くはPCGSやNGCのスラブ(鑑定済みケース)入りであり、NNCのグレーディングはオークションや二次市場での評価が低い傾向にあります。
  • 日本での知名度
    日本国内でもPCGSやNGCが圧倒的に有名で、NNCはほとんど認知されていません。
    日本のコイン収集家や業者が重視するのは、世界的な信頼性が高いPCGS・NGC鑑定品です。

余計なものを一切排除したスラブラベルは、むしろ玄人っぽさすら感じます。

得意分野・グレーディングの特徴

  • 得意とするコイン分野
    NNCはアメリカ近現代コインを中心に幅広く鑑定していますが、古代コインや世界各国の希少コインについてはPCGSやNGCのほうが対応範囲・実績ともに上です。
  • グレーディングの特徴
    NNCもPCGSやNGC同様に70段階評価(シェルドンスケール)を採用し、スラブケースにコインを封入します。ただし、NNCのグレーディングは一貫性や厳格さで大手2社に及ばず、同じコインでもNNCのグレードはPCGSやNGCよりも高く付きやすい(甘い)傾向が指摘されています。

グレーディングの費用

  • 費用面
    NNCのグレーディング費用は、PCGSやNGCよりも安価なことが多いですが、公式な価格表や日本語での案内はほとんどありません。
    参考までに、PCGSやNGCのグレーディング費用は1枚あたり数千円~数万円程度(コインの種類や価格による)です。NNCはこれより安い場合が多いですが、再販時の価値や流動性を考慮すると、費用対効果は高いとは言えません。

まとめ

  • NNC(Numismatic Numismatic Corporation)はアメリカのコイン鑑定会社だが、PCGSやNGCに比べて規模・信頼性・実績ともに大きく劣る。
  • 国際的な信用度は低く、日本での知名度も極めて低い。
  • グレーディング費用は安価だが、再販価値や市場での評価は高くない。
  • コイン投資や収集で重視されるのはPCGS・NGCの鑑定品であり、NNC鑑定品は慎重な判断が必要。

以上、参考になりましたら幸いです!

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