1870年スペイン臨時政府5ペセタ銀貨を入手しました!

日常
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こんなものが届きました。

早速 開封してみましょう!

今回 入手したのは1870年スペイン臨時政府5ペセタ銀貨です。

1868年のクーデター時、臨時政府( 1868-1870 )によって約2年間だけ鋳造された銀貨です。

銀貨の表面には「自由の女神」が描かれています。この女神像は、自由と独立の象徴であり、国民の希望や新しい時代の到来を表現しています。

女神はオリーブの枝を持ち、平和を象徴しています。

ちなみに 1ペセタ銀貨は以前購入しておりました。

裏面にはスペインの国章が刻まれています。

国章は、国家のアイデンティティと統一を示すものであり、国民の団結を促す意図があります。

また、国章の周囲には「5ペセタ」という額面が記載されており、貨幣としての価値を明示しています。

銀貨のスペックです。

  • 直径37.3mm
  • 厚さ2.5mm
  • 量目24.9g
  • 銀品位900

1870年に発行されたスペインの5ペセタ銀貨は、スペイン臨時政府の下で鋳造された重要な貨幣です。

この臨時政府は、1868年9月に起こった「栄光の革命」と呼ばれるクーデターによって、イサベル2世女王が退位に追い込まれた後に設立されました。

イサベル2世女王

この臨時政府は、新しい国王が選出されるまでの過渡期にスペインを統治しました。

実際、1871年にアマデオ1世が新国王として即位するまで、約2年間にわたってスペインの政治を担当しました。

アマデオ1世

5ペセタ銀貨の発行は、スペインの激動の時期における政治的・経済的変革を象徴する重要な出来事でした。

この貨幣は、旧体制からの脱却と新しい国家の方向性を示し、近代化や自由主義的な改革を進めるための象徴でもありました。

現在、この5ペセタ銀貨はスペインの通貨の歴史において重要な役割を果たしており、当時の政治的変動や社会の変化を反映した歴史的な遺物として、多くの収集家や歴史研究者から高い関心を集めています。

1枚の銀貨 がいろいろなことを教えてくれますね。

以上、参考になりましたら幸いです!

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