1952年メキシコ ミゲル・イダルゴ 5ペソ大型銀貨の真贋とは!?

日常
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縁があって、この銀貨を入手しました。

メキシコの独立運動の指導者であるミゲル・イダルゴの肖像が描かれた大型銀貨です。

年号は1952年の5ペソ銀貨です。

カタログスペックとしては下記のようです。

  • 直径 40.0mm
  • 量目 27.73g
  • 品位 silver720

側面にもしっかり刻印があります。

ただ 真贋が怪しいコインとのことで、今回色々と検証してみようと思います。

とりあえずAliExpressを確認すると当該銀貨のコピー品が大量に販売されています。

ただし偽物は価格的に銀製でないことは確かです。

銅系合金製、もしくは+銀めっき品だと思われます。

それでは検証していきましょう!

まず 重量は 27.76g、これは問題ありませんね。

直径は39.76mm、こちらも問題ありません。

厚さは、マイクロメーターを使って最も薄い箇所を測ると、

2.28mm でした。

ちなみに ノギスで測ると2.73mmです。

コインの摩耗対策でエッジ部分が立っていて、普通にノギスで測ると最も厚い箇所が測れてしまうんですね🙄

以上の測定値より、比重を算出すると

重量g/体積c㎥ で 9.8065g/c㎥

品位720銀の比重は 10g/c㎥程度のはずなので悪くない数字です。

次に実際に比重を測定してみます。

測定結果になるべく影響を与えないように、細いナイロン釣糸を5ミリ程度の長さのセロハンテープを使って銀貨に留めます。

体積は2.75c㎥ですね。

27.76g/2.75gc㎥=10.0945g/c㎥

銅系合金の場合だと比重は8g/c㎥台なので、品位720の銀で間違いないと思います。

色々と検証しましたが、総合的に判定すると 銀製の本物で間違いないと思います。

以上、参考になりましたら幸いです!

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