自由人になれる素質とはいったいなんでしょうか?
自由人として生きるにしても向き不向きはあると思います。
誰かに依存して、命令され、他人の意志で自分の時間を使われる方が安心できる人。
会社を退職して家に居てもやることがなくて、三ヶ月でボケ始めちゃう人。
いろんなタイプの人がおりますね。
まあ、数十年のサラリーマン人生でそういうタイプの人間になってしまったのは否めませんが
映画『ショーシャンクの空に』で終身刑の囚人が 老年に差し掛かって仮釈放されても 結局首吊ってしまうのに似ている気がします。
色々な意見があるかとは思いますが、自由人になれる素質は以下の3つであると考えています。
①借金をしない
借金とは言ってみれば自分の人生の未来の時間の前借りであるということです。
ここの部分を分かっていなくて安易に借金をする人が本当に多いです。
自分の時間を切り売りしている勤め人であれば、未来に渡ってまで自由の時間が無くなるのは当然ですよね。
特に35年の住宅ローンを組んだり、車の購入時に労金でカーローンを組んだりするのはその典型です。
また、たとえ少額な借金であっても 完済するまでは少なからず精神的なプレッシャーになると思います。
余談ですが、前に勤めていた会社のときの話で、隣の課の係長は家のローンを完済してしまって仕事に対するモチベーションが上がらないからという理由で、新車のフィットをフルローンで購入していました。
精神的なプレッシャーを上手に使う人もいるんだなぁと思った次第です。
結局、借金をして家や車を買うような人は自由人に向かないと言えます。
前提として、金よりも自由な時間を優先する心構えがなければ自由人としての素質は無いのです。
②他人と比較しない
2つ目は他人と比較しないです。簡単に言えば見栄を張らないと言うことです。
これは3つの中でいちばん大事な教訓です。
私はいわゆる団塊ジュニア世代ですが、同世代の人口も200万人ほどおり、子供の頃から同世代の友達とも競争するのが当たり前の環境でした。
友達でもあるが競争相手、勝ち抜かなければ、いい学校に入らなければ、いい会社にも入れないと教育をされ続け、それが正しいと教育され続けてきました。
仕事にしろ勉強にしろ、競争相手があるから無理をして頑張らなければいけないんです。
結局、その先にある目指しているゴールとはなんでしょうか?
とどのつまりはナンバーワンという称号ですよね。
自由人たるもの、競争相手と同じ土俵で戦ってはいけません。
ナンバーワンより、オンリーワン
自分の世界で唯一無二の存在でありえればいいんですよ。
③交友関係を広げすぎない
3つ目は交友関係を広げすぎないことです。
人間の悩みの殆どは『健康』と『金』と『人間関係』です。
特に多すぎる人間関係は、利益を享受するよりもトラブルを発生させるほうが多いです。
トラブルを発生させると言うことは、それを収束させるのに自分の時間がどんどん削られるということです。
そんなくだらないことのために時間を費やすのなら まだ孤独のほうが幸せです。
逆に言うと、他人に依存したり、交友関係を無限に広げたいと考えている人、承認欲求の強い人は自由人に向かないとも言えます。
そういう人は最初から諦めて他人に拘束される人生を歩めばよいのです。
結局のところ自由には責任が伴うのです。
自由に生きるということは、誰に依存するわけでもなく、誰に命令されるわけでもなく、自分の意志で自分の時間を好きなように使うのです。
だから、その責任というのは全て自分に のしかかってくるんです。
お金にだらしがないやつ、不摂生な生活をしてしまうやつ、遊び呆けてしまうやつ
だらしがないやつは自由人になる資格は無いんです。
借金したり病気になったりで、逆に寿命を縮めるだけでしょう。
自由人に最も求められるのはつまりは自己管理、
それができないと自由がかえって不自由になってしまうのです。
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