こんなものが届きました。

みんな大好き 普通郵便です。
早速 開封してみましょう!

中のコインです。
穴が開いていますね👀

中のコインはニューギニアの1シリング銀貨です。
珍しい有孔貨幣の銀貨なんですね。
銀の品位は 925です。

年号は1935年です。

ちなみに すでに何枚か持っております。

今回は 元あった磨きのありそうな この銀貨でコインリングを作ってみようと思います。

とりあえず ペーパーホルダーから出します。

まずは熱処理して軟化させます。

いい感じで 焼き色がつきました。

中央の穴をなるべく滑らかに削ります。
少しでもノッチがあったりすると、大きく変形させた時にそこから亀裂が進展してしまうからです。
こういう時 有孔貨幣は楽ですね😅

最終的にバフ研磨までして綺麗に仕上げます。

まずは ダイスブロックで変形させます。

最初はこのくらいの変形で

こまめに熱処理を挟みます。

ここからはジグを変えて

一度に大きく変形させすぎないようにします。

また熱処理をします。
加熱しすぎるとガチで溶解してしまうので、表面が赤黒くなったぐらいでやめるようにします。

だんだん変わってきました。

ちょっと 歪みが出てきましたが、このくらいなら 後工程で修正できるので大丈夫です。

とにかく熱処理をこまめに行います。
ちぎれてしまったらそこで終了です。

プレス

熱処理

だいぶ 円筒形になってきました。
もともとが平たいコインだと思うと不思議な感じです。

リングストレッチャーに はまるぐらい穴が広がれば次の工程に入ります。

徐々に広げていきます。
ここでも一度に大きくサイズを広げすぎないように注意します。

こまめに熱処理を挟みます。

だいぶリングらしくなってきました。

今回は亀甲タイプのリングにしたかったので、ダイスブロックを使って両端をすぼめるように加工します。
全体の歪みを整える意味もあります。

サイズの微調整をしながら 整えます。
一度に大きく変形させすぎないように注意します。

自分のイメージしていた形になってきました。

フィット感を良くするために 内径側の出っ張り部分を削り取ります。

内径側は青棒を使ってバフで磨きます。

完成です‼️

外径側はあえて 鏡面とかにはせず、カップリングブラシで汚れを落としただけです。

元のコインのデザインをなるべく綺麗に残すようにしました。

妻に手タレになってもらいました。
だだんだんは娘が持ってきました😅
自分のイメージしていたものを形にすることができて満足です😆
作製のポイントとしては、一度に大きく加工しすぎないことと、こまめに熱処理を挟むことですね。
以上、参考になりましたら幸いです!

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