銀貨救出作戦!PVC汚れを落として輝きを取り戻す!

日常
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以前、ヤフオクで購入したコインアルバムの中に入っていた1948年 メキシコ クアウテモック王 5ペソ大型銀貨です。

メキシコで1947〜1948年の2年間だけ発行流通した大型銀貨ですね。

スペックとしては、量目30g、直径40mm、厚み3.0mm、銀品位900です。

デカくて、重くて、高品位ですね😆

残念ながらアルバム保管の仕方が悪かったのか、PVC汚れが付着しています。

PVC汚れは、コインの表面に付着するポリ塩化ビニル(PVC)由来の残留物で、主に不適切な保管方法によって発生します。

PVCは、柔軟性を持たせるためにプラスチック製品に添加される化学物質です。

コインがPVCを含む柔らかいプラスチック製のホルダーで保管されると、PVCの酸性成分がコインの金属と反応し、汚れが発生します。

特に銅製のコインはPVC汚れに対して非常に敏感で、金や銀のコインよりもダメージを受けやすいです。

PVC汚れは 無水エタノール、アセトン、アンモニア水などで除去できますが、シルバークリーナーでも除去できるようなので試してみます。

コインがデカすぎて 容器に入りません🥺

仕方がないので適当なビニール小袋にシルバークリーナーとコインを入れました。

唐揚げの下味をつけるのと一緒ですね😅

エアーが入ってしまったので 表も裏もしっかりと漬け込みます。

10秒ほどで見違えるように綺麗になりました!

PVC汚れが長期間放置されると、コインの表面が侵食され、微細な凹みや傷が生じることもあり、早めに除去した方がいいですね。

特にPVC残留物があるコインは、NGCやPCGSなどの鑑定機関によっては「pvc residue」と評価され、スラブに入らない可能性があります。

コインの保管には、PVCを含まないホルダーを使用することが重要です。

ホルダーにPVCが含有されているか簡易的に確認するには、ホルダーの一部を燃やしてみて 炎が緑色を帯びている場合はPVCが含有されている可能性が高く、そのホルダーは使用を続けない方がいいでしょう。

以上、参考になりましたら幸いです!

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