先日のブログで『催事で手に入れた劣品古銭にブラスト処理するとどうなるのか?』をやりましたが、今回は高圧洗浄機を使うとどうなるのかを実験したいと思います。
当初はこの旭日50銭銀貨で実験しようと思っていましたが、実験に使うにはもったいなく、
これらの劣品古銭を使うことにしました。
普通に古銭を高圧洗浄しても吹っ飛ばされてしまうので、10mmほどの厚さの鉄板を用意しました。
鉄板表面をパーツクリーナーでよく脱脂してから自動車の外装にも使える強力な両面テープを貼り付けます。
古銭を貼り付けます。
古銭も脱脂をして貼り付けた方がいいんでしょうが、脱脂により条件が変わってしまうのでそのまま貼り付けました。
高圧洗浄機はこれを使います。
以前、妻が私の誕生日プレゼントに買ってくれたやつです。
ケルファーの K 3 サイレントです。
コンクリート路面やブロック塀なども一瞬で綺麗にしてくれる優れものです。
こんな感じに45度ぐらいに傾けて、5cmくらいの至近距離で高圧洗浄します。
1分ほど 至近距離で高圧洗浄をしました。銅貨は汚れが取れて銅の色が目立つ感じになりました。
さらに3分ほど 至近距離で高圧洗浄しましたがあまり大きな変化はなかったです。
緑色の緑青は取れないですね。
洗浄ガンの先端のアタッチメントを最強のトルネード式に変更します。
コンクリート路面表面も削り取ってくれるようなパワーのやつです。
至近距離で2分ほど洗浄しました。
パワーがあって強力両面テープがちぎれてぶっ飛びましたが、古銭には目立った変化は見られません。
若干緑青が取れては綺麗になったかなというところですが、水に濡れたことによって色合いがちょっと変わって見えている可能性もあります。
結論としては、水だけの高圧洗浄機では古銭はなかなか綺麗にならないことが分かりました。
もう少し地肌が出るぐらいは綺麗になるかなと考えてはいたんですが…
研磨剤などのメディアも併用しないとこれ以上の洗浄力を期待するのは難しいと思います。
以上、参考になりましたら幸いです!
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