今日は家族で 以前にもブログで紹介した 加須はなさき水上公園のフリーマーケット に行きました。
ここのフリマにはフリマプロエリアがあり、骨董市・蚤の市のような雰囲気を醸し出しています。
時折、掘り出し物がありますのでなるべく早い時間に行くのがポイントです。
ここのところ現物資産形成の一環で古銭や銀貨、銀製品などを好んで収集しているので、良さげなものがあれば購入しています。
今回は2つのアイテムを購入しました。ちなみに支払いは現金のみです。
1つ目は、鳥の羽根をあしらったネックレストップです。購入価格500円でした。
現品にシルバーの刻印などありませんが、ちょっと高級そうな箱に入っており、重量感もあったので購入してみました。
2つ目はテディベアのシルバーアクセサリーです。購入価格は600円にまけて貰いました。
こちらも現品に刻印などありませんが、銀製とのことでした。
とりあえず各アイテムの比重を測定してみようと思います。
アルキメデスの原理を用いた水中置換法にて比重を測定します。
銀の純度別の比重は下記になります。
SV1000(純銀):10.49 g/㎤
SV925:10.35 g/㎤
SV900:10.15 g/㎤
SV800:10.07 g/㎤
SV600:9.82 g/㎤
SV500:9.67 g/㎤
まずは羽のアクセサリーの重量です。
17.09g
水中での重量は1.87gです。
重量÷水中での重量=比重となります。
17.09÷1.87=9.139 g/㎤
ちょっと微妙な数値ですね。
純銅の比重が8.93 g/㎤なので、銅よりも重い金属との合金であることは確かです。
次にテディベアの重量です。
23.66g
水中での重量は2.55gです。
23.66÷2.55=9.278 g/㎤
こちらもちょっと微妙な数値ですね。
測定が本当に正しいのか、925シルバー製の1964年東京オリンピック1000円銀貨で検証してみます。
925シルバーの比重は10.35 g/㎤ のはずです。
重量は20.02gです。
水中での重量は1.95gです。
20.02÷1.95=10.267 g/㎤
0.09 g/㎤ ほど低くでましたが悪くない数値です。
重量計の精度や吊るしている糸の影響など測定結果に与えるパラメーターは多いと思います。
測定方法としては間違っていないようです。
あと銀貨はその製造工程において、プレスによる圧縮鍛造で素材の内部欠陥の影響は限りなく少なくなりますが、鋳造で作られる複雑な形状のアクセサリーなどは、鋳造時のガスなどの影響で発生した内部欠陥によって見かけ上の比重が低くなる可能性があると思われます。
総合すると、あまり品位は高くないかもしれませんが、2つともシルバー製品だと思われます。
おまけ、Googleレンズで検索したら羽のアクセサリーの素性はあっさり分かりました。
テディベアの方は分からなかったので、知っている人がいたら教えて下さい。
以上、参考になりましたら幸いです。
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