タルムードから学ぶ最適な鶏の卵の運び方とは?

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今回はユダヤ人の成功哲学『タルムード』から学ぶ 子どもに教えるリスク分散についての話です。

ユダヤ人の母親が子どもに『ニワトリ小屋に行って卵を取ってきてちょうだい』と言います。

子どもはニワトリ小屋から両手にいっぱいの卵を抱きかかえてキッチンに戻ってきました。

母親『なぜ両手いっぱいの卵を持ってきたの?』

子ども『一回取りに行けば済むからだよ』

母親『一回で済んでも途中で転んでしまったら全部の卵がダメになるのよ。全部ダメにしないためにはどうすればいいの?』

子どもは次の日も同じように卵を取りに行くように頼まれました。

今度は一度に全部運ばず、二回に分けて、二往復して卵を運んだのです。

母親『いい子ね、よくできましたね。』

子どもは母親に褒められ、甘いお菓子を貰うことができました。

この話には、リスク分散と子どもへの教育法についての二つの内容が盛り込まれています。

株式投資において、『卵は一つのカゴに盛るな』という有名な格言があります。

これは特定の商品だけに投資をするのではなく、複数の商品に投資を行い、リスクを分散させた方がよいという 銘柄分散投資についての格言です。

つまり、資産を多様な形で分散して保有しておくことで、不測の事態が起こったとしても被害を最小に抑えることができるという考えです。

もう一つの子どもへの教育法は、子どもに説話で言って聞かせるだけでなく、答えは子ども自身に見つけされるという、実践的な教育方法です。

ユダヤ人の母親は、子どもに何もヒントを与えずまず行動されます。

そしてその子どもの取った行動について『なぜそうしたの?』と疑問を投げかけるのです。

『なぜ?』を投げかけて 子どもに考えさせて、子ども自身に答えを見つけされるんです。

だからユダヤ人の子どもたちは『考える習慣』が身に付きます。

その反面、日本人の母親が一番多く子どもに投げかける言葉は『ダメ!』です。

だから日本人の子どもは言われたルールに従うだけで、そのルールの根幹については何も考えないんですね。『考えない習慣』が身に付いてしまうんです。

ユダヤ人の母親の『なぜ?』で子どもは自分の行動はリスクが高かったと気付きました。

そして母親の『どうすればいいの?』という投げかけで、子どもは一生懸命考え、リスクを低くする方法を考えました。

良い方法を考えて行動できれば、母親に褒められ甘いお菓子を貰うことができます。

こうやってユダヤ人の子どもたちは幼いころから考え、リスク分散を覚えていくのです。

自分の子どもにもこういった実践的な教育方法を取り入れたいですね。

以上、参考になりましたら幸いです。

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