本日こんなものが届きました。

みんな大好き 普通郵便です。
早速 開封してみましょう!

封筒の中で動かないように固定されています。
こういう気遣いのできる人から購入できるのは嬉しいですね😆

入念に梱包されています。


ホッチキスの針の部分もコーキングされています。
まさにプロのコレクターの方ですね🤔

届いたのは 1943年発行のジェファーソン5セントコインです。
かなり程度が良かったので衝動買いです😅

裏面の「S」ミントマークからアメリカ・サンフランシスコ造幣局製です。
第二次世界大戦中に特別な合金が採用された「ウォータイムニッケル」の一種であり、通常の銅・ニッケル合金から銀を含む合金へ 一時的に変更された歴史的なコインです。
1943年 サンフランシスコ・ジェファーソン・ニッケルのスペック
- 額面: 5セント
- 発行年: 1943年
- 造幣局: サンフランシスコ造幣局 (“S”ミントマーク)
- 材質(合金): 56%銅、35%銀、9%マンガン
- 直径: 約21.21mm
- 重量: 5.00g
- エッジ(縁): プレーン(ギザなし)
- 表面デザイン: トーマス・ジェファーソン左向き肖像
- 裏面デザイン: ジェファソンの邸宅「モンティチェロ」、ミントマークはドーム上部に大きく表示
- デザイナー: フェリックス・シュラーグ
- 発行枚数: 約104,060,000枚
- 銀含有量: 約1.75g
コイン発行当時(1943年)の時代背景
1943年は第二次世界大戦のまっただ中であり、米国は1941年末から戦争に本格参入していました。
戦争が激化する中で、兵器や軍需品の生産のため、銅やニッケルといった通常硬貨に使われていた金属は大量に必要とされました。
ニッケルは特に戦車の装甲や航空機部品など重要な軍需資源であり、銅は弾薬の薬莢や電線などに不可欠です。
そのため、1942年に米議会は5セント硬貨の材質見直しを決定。
様々な試作の結果、磁気特性や自動販売機での判別などを考慮し、「銅56%、銀35%、マンガン9%」という特殊合金が採用されました。
これは1942年後半から1945年まで続きます。
この「ウォータイムニッケル」はアメリカ硬貨史上唯一、銀を含むニッケルとして現在でも珍重されています。
デザインは1938年から使われていたものですが、裏面の「モンティチェロ」上部に大きなミントマーク(S, D, P)が入る点が特徴です。
これは通常のジェファーソンニッケルと区別しやすいよう配慮された戦時対応でした。
補足・コレクター的評価
- この年代のジェファーソンニッケルは「ウォータイムニッケル」と呼ばれ、銀含有量があるため、流通したものでも地金価値が認められます。
- 戦時素材転用という社会的背景を持つため、米国の歴史・軍事・経済面からも記念的価値が高く、世界中のコレクターに人気です。
このコインは、当時の激動する社会情勢と連動して硬貨の仕様が変更された代表例として、歴史的・資料的にも非常に価値ある存在となっています。
以上、参考になりましたら幸いです!
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