縁があってSNSでお付き合いのある方から銀貨を譲っていただきました。
黒い巾着に入っていますね🥰
早速 出してみましょう!
マリア・テレジアのリストライクプルーフ銀貨です。
オーストリアの女帝マリア・テレジアを記念して製造された銀貨の再鋳造版です。
元々のデザインの銀貨は、1740年から1780年の間に発行され、特に1780年のものが有名です。
リストライクとは、元のコインのデザインを用いて新たに鋳造されたもので、通常はオリジナルのコインとは異なる時期に作られます。
せっかくなので回転させてみました😆
プルーフはコインのデザインが鮮明に浮かび上がりますね。
以前、ヤフオクで購入したコインアルバムの中に入っていたテレジア銀貨が2枚あるので、いい機会なので比較検証してみようと思います。
1枚目の重量は27.88g
直径は39.99mm
厚さは2.19mmです、厚さに関しては 測定する部位で ずいぶんと異なります。
2枚目の重量は28.06g
直径は40.02mm
厚さは2.36mmです。
厚みが3mm近くあるものは 銅系合金の偽物の可能性が高いです。
今回 手に入れたプルーフ銀貨の重量は28.13g
直径は40.98mm
厚さは2.36mmです。
直径が1mmほど大きいのが気になりますが、算出した比重値から銀製であるのは間違いないようです。
リストライク版は、オーストリアのウィーン造幣局で公式に製造されているので仕様違いなんでしょうか🙄
この辺は何か機会がありましたら確認をしてみたいですね。
マリア・テレジアは、国を繁栄させた統治者であるだけでなく、夫フランツ1世との深い愛情と16人の子供たちに恵まれた母としても知られています。
彼女とフランツ1世の結婚は、当時の王族には珍しい恋愛結婚であり、「夜は彼を夢見、昼は彼の話をする」と記録されるほどでした。
夫の死後、彼女は生涯喪服を纏い、その姿は銀貨にも描かれています。
また、彼女が生んだ16人の子供たちの中には、フランス王妃マリー・アントワネットも含まれています。
この背景から、マリア・テレジアの銀貨は、夫婦円満や子孫繁栄のお守りとして人気があり、中近東では花嫁衣装の飾りとしても用いられました。
試しに娘に渡したら、プルーフのピカピカ具合が気に入ったらしく20分ぐらい離してくれませんでした😅
以上、参考になりましたら幸いです!
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