娘の園服の第一ボタンが取れてなくなってしまったので、以前からやってみたかった コインを使ってのコンチョ作りをしてみようと思います。
使うのは雑銭の中から出てきた1966年 イギリス 6ペンスコインです。
6ペンスコインは幸福のコインとして広く知られていますね。
ちなみに園服のボタンのサイズは17.42mm です。
それに対して6ペンスコインは19mmを超えてしまっています。
知恵と勇気を振り絞ってコインの小径化加工を行います。
適当なリューターのビットに6ペンスを接着します。
接着には紫外線硬化レジンを使います。
こんな感じにリューターに取り付けて、回転させながら研磨します。
樹脂系接着剤は熱に弱いので、摩擦熱で温度が上がらないように頻繁に水につけて冷まします。
だいぶ いい感じの径になってきました。
軽く熱処理して焼きなましをします。
レジンを除去する意味もあります。
ダイスを使って球面上に加工をします。
若干ずれたような気がしますが言わなければわからないレベルです。
エリザベス女王の面は焦げた接着剤などで汚れています。
ステンレスブラシをリューターにつけて綺麗に磨きます。
留め金具の接着には銀ロウを使います。
Amazonで購入しました。
フラックス付き 細工用銀ロウ RZ-117ですね。
作業温度650℃、引張強度45kgf/m㎡で強度的には十分ですね。
接着する金具をどうしようかと色々考えてセリアでこれを買ってきました。
非鉄金属製のボタンです。
材質は、銅 ニッケル 亜鉛 なんかの合金みたいですね。
これをそのまま銀ロウで接着してもいいんですが、なんか ただのカバーっぽくなりますよね🙄
不要な部分は削ってみました。
それでは 銀ロウ接着していきます!
フラックスを適量 垂らします。
そこに留め金具を乗せ、バーナーで加熱して フラックスを揮発します。
その後 細かく切り出した銀ロウを接着部周辺に置き 再度加熱します。
ごんぬうww
銀ロウが溶ける前に金具が溶けてしまいました🤣
融点が500℃前後っぽいので亜鉛ダイキャスト製だったかな🙄
心が折れそうになりましたが 知恵と勇気で何とかします。
プランBに変更です。
赤十字銀メダルのこの留め金部分を使います。
取り外した金具を熱処理し、軟化させます。
こんな感じに 力技で開いた金具をコインに乗せます。
フラックス 処理後、銀ロウを乗せます。
加熱すると銀ロウは溶けて接着面に吸い込まれていきます。
ステンレスのブラシで綺麗にしました!
留め金具は、人力で外れないくらい強固に接着されています。
表側はバフで綺麗に磨きました!
妻に園服に取り付けてもらいました。
サイズもぴったりでいい感じです。
想定外のトラブルもありましたが、初めて作った割にはまあまあ うまくできたのではないかなと思っています。
留め金具は 市販の汎用品があるので それを使った方が楽かもしれないですね😅
今後も何個か作ってみて うまくできたら 銀貨でも作ってみたいですね😆
以上、参考になりましたら幸いです!
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