保険を正しく見直そう!

事業

この日本という国は資本主義の国ではありますが、所々に社会主義的な要素も取り入れられています。

その一つに 日本国民全員が加入する『国民皆保険』があります。

その特徴は下記の4つです。

① 国民全員を公的医療保険で保障
② 医療機関を自由に選べる
③ 安い医療費で高度な医療
④ 社会保険方式を基本とし、皆保険の維持に公費を投入

自己負担は原則3割で、高額な医療費の場合には高額医療費制度があります。

こういった社会主義のよい制度面なども取り入れられているんですね。社内が共産主義的な会社もありますが…

これは世界的にも大変優れた手厚い制度です。世界最強とも言われているほどです。

でも一般人でそんな健康保険を本当に理解している人は非常に少なく、多くの人が余計な民間の医療保険に入ってしまいます。

もう十分手厚い保険に入っているのに、さらに追加で余計な保険に入っているんですね。

例えるなら、雨が降りそうだから 大きな傘を一本持っていく他に 折りたたみ傘を何本も持っていくようなものです。

保険の基本的な考えは、

みんなで少しずつお金を出し合って、運悪く不幸になってしまった人にお金を渡す

という 不幸の宝くじみたいなものなんです。

低確率だけど 実際に不幸になると大損害になってしまう事に保険を掛けるんです。

多くの人は民間保険の加入を不安や恐怖といった感情で判断してしまっているんです。

病気や怪我になったら…

ガンになって働けなくなったらどうしよう…

なんとなく不安だから…

そういった不安や恐怖といった感情ではなく、確率や損害額といった数字、公的な社会保険の保障内容など、理性で考えるんです。

公的な社会保険の一例として、一般的な年収の人が総医療費200万円の治療を受けたとしても、高額医療費制度で10万円以下の治療費しか掛からないんです。

こういった制度が有ることを知らない人たちが、不安や恐怖に駆られて高額な民間保険に加入しているんです。

もちろん民間の保険勧誘員はこんな制度があるなんてことは一言も言わないでしょう。

なぜ、民間の保険会社は何万人もの従業員を雇い、駅前などの好立地にビルを建て、ショッピングモールに保険の相談窓口を持てるのでしょうか?

少し考えれば分かると思います。

低確率だけど、実際に不幸になると大損害になってしまう事、この観点で考えるとどうしても必要な民間保険は下記の3つだけになります。

①火災保険

②自動車保険

③掛け捨ての生命保険(自分が亡くなったら生活に困る家族がいる場合)

その他のリスクに対しては貯金で対応するのが最も経済的合理性があります。

生活が台無しになるリスクの無いところに高額な保険料を支払っても意味はありません。

病気、怪我、障害、死亡、失業、老後、介護、出産、これら全ては公的な社会保険という仕組みで最低限保証してくれるんです。

不安と恐怖に駆られた無駄な保険の支払いを見直し、貯金や投資、資産形成に回しましょう!

経済的自由への道を切り開いて、自分が自分らしく生きるために人生を構築していきましょう!

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