【AU55】1915年ロシア帝国 20コペイカ銀貨を入手しました!

日常
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本日こんなものが届きました。

みんな大好きネコポスです。

ゆうパケットポストミニより30円ほど高いですが、宅急便品質で翌日には配送してくれるので自分は大好きです。

早速 開封してみましょう!

届いたのは 1915年 帝政ロシア時代の20コペイカです。

AU55です。3600円ほどでした。

双頭の鷲の紋章がお気に入りです😆

20コペイカ銀貨のスペックです。

発行国: ロシア帝国
君主: ニコライ2世(在位:1894–1917)
額面: 20コペイカ
発行年: 1915年
材質: 銀(純度 50% = .500)
重量: 3.6g
直径: 22mm
厚さ: 1.0mm
形状: 円形
製造方法: ミルド(縁にギザギザあり)
表面デザイン: ロシア帝国の双頭の鷲の紋章
裏面デザイン: 王冠、額面「20 КОПѢЕКЪ」、年号「1915」、月桂樹とオークの葉のリース
流通停止: 1917年のロシア革命後に失効

コインの下部には「ВС」というイニシャルが見えます。

「ВС」は当時の造幣局長(ミントマスター)であるヴィクトル・スミルノフ(Victor Smirnov/Виктор Смирнов)の頭文字です。

「ВС」は造幣局長のイニシャルであり、サンクトペテルブルク造幣局で発行されたことを示します。

1915年当時は都市名が「ペトログラード」に変更されていましたが、伝統的に「サンクトペテルブルク造幣局」と呼ばれています。

このように、「ВС」マークがある20コペック銀貨(1915年)は、サンクトペテルブルク造幣局でヴィクトル・スミルノフの管理下で製造されたことを示しています。

歴史的背景
1915年に発行されたこの銀貨は、ロシア帝国が第一次世界大戦(1914–1918)の真っ只中にあった時期を反映しています。

この年、ニコライ2世の治世の下で、ロシアはドイツおよびオーストリア=ハンガリー連合軍との激しい戦闘を繰り広げていました。

戦争の影響: 1915年にはガリツィアやポーランドで大規模な戦闘が展開され、ロシア軍は甚大な損失を被りました。

ワルシャワやポーランドの喪失は、ロシアにとって経済的および軍事的に大きな打撃となりました。

国内の混乱: 戦争の影響で物資が不足し、インフレや食糧危機が都市部で深刻化しました。

この結果、社会不安やストライキが頻発し、政府は弾圧を強化しましたが、民衆の不満は高まる一方でした。

政治的動揺: 皇帝ニコライ2世は1915年9月に自ら軍の最高司令官に就任しましたが、戦況の悪化や宮廷内の混乱(ラスプーチンの影響など)により、政権への信頼は失われていきました。

ロマノフ朝の終焉: こうした混乱の中、1917年にはロシア革命が勃発し、300年続いたロマノフ王朝は崩壊しました。

帝政ロシア時代の銀貨もその流通を終えることとなりました。

まとめ
1915年の20コペイカ銀貨は、帝政ロシアの末期における第一次世界大戦下の混乱と変革の時代を象徴するコインです。

1枚の銀貨がいろいろなことを教えてくれますね。

以上、参考になりましたら幸いです!

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