【銀投資】米ドル銀貨はいくらで購入すればオトクなのか?

日常
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アメリカの銀貨を銀投資の一環として収集した場合、どの銀貨をどのくらいの価格で購入できたら銀の相場と比較してオトクなんでしょうか?

前回、日本の近代銀貨で比較をしました が、今回は米ドル銀貨の比較になります。

比較的安価に購入できる下記の6種類の米ドル近代銀貨で比較してみます。

銀貨の特年とか美観、保存性などを無視した、完全なる銀地金としての比較です。

各銀貨の種類とスペックです。

①アイゼンハワー 1ドル銀貨
品位:銀40%
量目:24.59g

②ケネディ 50セント銀貨(銀90%)
品位:銀90%
量目:12.5g

③ケネディ 50セント銀貨(銀40%)
品位:銀40%
量目:11.6g

④ワシントン 25セント銀貨(銀90%)
品位:銀90%
量目:6.2g

⑤ワシントン 25セント銀貨(銀40%)
品位:銀40%
量目:5.75g

⑥ルーズベルト 10セント銀貨(銀90%)
品位:銀90%
量目:2.5g

前回同様に各銀貨の純銀含有量をベースとして、銀のグラム単価別に購入単価を算出してみました。

前回よりも銀の単価を200円/g まで上げています。

こうして比較してみると、もっとも銀の含有量の多いコインは ②ケネディ 50セント銀貨(銀90%)で、①アイゼンハワー 1ドル銀貨を上回るんですね。額面的には低いのに面白いですよね。
②ケネディ 50セント銀貨(銀90%)は1964年に限定されることもあって、純銀の含有量を踏まえるとあまりオトク感は無いです。

また、⑤ワシントン 25セント銀貨(銀40%) と⑥ルーズベルト 10セント銀貨(銀90%)では、銀の総量はほとんど変わらないことが分かります。

ちなみに銀40%の銀貨は、1976年に発行されたアメリカ建国200年記念コインセットなどに含まれています。

記念コインセットにはプルーフ版やミント版などがあり、3枚セットで2,200円以下ぐらいで入手できれば、銀相場を考慮しても十分オトクであるといえます。

ただ、銀貨ではない通常の白銅貨のセットも大量に市場で流通しているので 見極める必要があります。特に白銅貨か銀貨かは見た目だけでは判別できないので、セット品の仕様書が添付されているかとか、コインの重量の測定結果などを確認する必要があります。

米ドル銀貨の購入時に迷った時は、純銀含有量からの価値を算出してみてもいいと思います。

以上、参考になりましたら幸いです。

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