【豆板銀(まめいたぎん)とは?】
江戸時代に流通した、銀と銅の合金で作られた補助貨幣です。
決まった形や重さを持たず、秤で重さを量って支払いに使う「秤量(ひょうりょう)貨幣」の一種でした。
その名の通り、豆のような丸みを帯びた形状が特徴で、表面には富の象徴である「大黒天」や、発行時期を示す「文字(元・保など)」の極印が打たれています。
当時の人々が巾着袋に入れて持ち歩き、日常の支払いに活用していた歴史の重みを感じさせる銀貨です。

元分豆板銀ということで購入。
価格改定されていなかったので、銀高騰以前の価格帯のようです。
豆板銀には以前から興味があったので購入してみました。
【江戸時代の主要な豆板銀スペック一覧】
・元禄豆板銀(1695〜1706年)
銀含有率:約64%
理論比重:約9.9
特徴:表面に「元」(ふち有り)の刻印
・宝永豆板銀(1706〜1714年)
銀含有率:50〜20%
理論比重:約9.3〜8.5
特徴:「永」「箇」などの刻印、品位変動大
・享保豆板銀(1714〜1736年)
銀含有率:約80%
理論比重:約10.1
特徴:大黒天のみ、高品質
・元分豆板銀(1736〜1818年)
銀含有率:約46%
理論比重:約9.2
特徴:表面に「元(ふち無し)」の刻印。
・文政豆板銀(1818〜1837年)
銀含有率:約36%
理論比重:約9.0
特徴:「文」の刻印
・天保豆板銀(1837〜1858年)
銀含有率:約26%
理論比重:約8.7
特徴:「保」の刻印
・安政豆板銀(1859〜1860年)
銀含有率:約14%
理論比重:約8.4
特徴:「安」の刻印、最低品位

ホルダーから出して 中をよく見てみましょう。


かなり 摩耗していますが、『元』という文字があるので元分豆板銀で間違いないようです。

重量は 9.96gです。

比重も測定してみます。
9.96/1.08で9.22g/c㎥ですね。

元分豆板銀(1736〜1818年)で銀含有率:約46% 理論比重:約9.2
外観の特徴と比重からも元分豆板銀で間違いないようです。
200年以上前の貨幣と考えると感慨深いものがあります。
豆板銀の摩耗の具合からも多くの人の手を渡ってきたのでしょう。
形状的にスラブに入れられるんですかね、また別途検証してみたいと思います。
以上、参考になりましたら幸いです!

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