給料がもう5万円高ければいいのにと考える勤め人の罠とは?

事業

勤め人で今の給料よりもう5万円高ければいいのになぁと思ったことはありませんか?

私は勤め人時代の若い頃によく思っていました。

実際に給料を上げようとしたらどういった行動をしますか?

おそらく多くの勤め人が、短期的な対応として残業や臨時出勤をなどをすると思います。

ちなみに、以前勤めていた会社の上司は、64歳で完済する高額な注文住宅のローンを抱えており、退職金まで支払いに充てるほどで、常にお金に困っていました。

月の残業は常にフルフルで行っており、時には労働組合に超過申請を出すこともありました。

その会社の経営が傾き、ボーナスや給与カットが行われると、残業・臨時出勤の頻度は更に多くなり、その割には大したアウトプットは無いと上層部で問題になったようで、結局 その上司は役職を外されて現場のオペレーターになってしまいました。

余談でした。

長期的な対応としては、その会社で偉くなって、役職が付いたりして、昇格や昇給することで給料を上げようとすると思います。

短期的な対応、長期的な対応、どちらの方向性も勤め人にとっては罠なんです。

根本的な部分を見失ってしまってはいけないのです。

それは月の5万円の給料アップのために自分の時間が減るんです。

そしてその代わりに自分が疎ましく思っている仕事の時間が増えるんです。

その仕事が自分らしさを発揮できるような仕事でしたらまだいいと思いますが、多くの人はそんな仕事をする余地は無いと思います。

資本主義では労働の『構想』と『実行』は分断され、『実行』は細分化してきたんです。

自分が思ってもないことを言わなければならなかったり、出来てもいないことを出来たと言ったり、自分が決めたわけでもないイヤな仕事をやらされていると思います。

時には感情のコントロールも必要でしょう、自分を押し殺さないといけない場面もあると思います。

これは自分ではない仮面を被って仕事をしているようなものなんです。

お金と引き換えに自分らしくない時間が増えるんですね。

言ってみれば自分の人生をお金と引き換えしているんです。

こんな不幸な事はあるでしょうか?

この生き方の先には自分らしい人生は無いじゃないですか、定年後の老後だけを夢見ているんです。

自分の時間を売ったお金で自分の幸せを買えると思わされる資本主義の罠なんです。

給料がもう5万円増やすために、会社に入れ込んで労働時間を長くしたり、役職を付けたりするのは悪手なんです。

通常の仕事だけで一日のエネルギーをほぼ使い切って、あとはコンビニ弁当食べて風呂入って酒飲んで寝るだけとかだと仕事以外のことは何も出来ないです。

それはもうドツボにハマって詰んでいるような状態なんです。

勤め人をやるのであればなるべく労働時間の変わらない部署で、自分の時間や体力、精神力、気力などを温存できるような仕事を選択するべきです。

そしてなるべく業務を仕組み化、定型化し、少ない労力で仕事が終わるようにするんです。

そして、空いた自分の時間、体力、精神力、気力を使って自分のスモールビジネスを作るんです。

最初は何でもいいんです、会社の給料以外の収入を100円でもいいので得てみましょう。

物販、ブログアフィリエイト、不動産、スキルマーケットなどなど、今は色々と稼ぐ手段はあると思います。

100円でも得ることができれば、後はそれを拡大していけばいいんです。

学んで、行動して経済的自由への道を切り開いて、自分が自分らしく生きるために人生を構築していきましょう!

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