ビジネスモデルをカレーの作り方に例えると

事業

勤め人の人生とは、自分の労働力という商品があって、その労働力という商品を資本主義のマーケットに持ち込んで売るんですね。

そのマーケットで見つけた御主人様に自分の労働力を買い取って貰いお金に替えるんですね。

いってみれば 自分の労働力、つまり自分の時間、体力、気力、精神力といったものを御主人様(雇用主)に買い取って貰うんです。

で、その買い取ってもらった現金を握りしめ、同じマーケットで食べ物や住むところ、衣服や身なりを整えるものを購入し、また明日も会社で労働力を提供出来るように 寝て休んで労働力を回復させるんです。

これが勤め人のサイクルなんです。

言ってみれば、勤め人のお金の流れとは、自分の労働力⇒お金⇒衣食住のコスト なんですね。

一回のサイクルで終わってしまうんですね。

勤め人である以上、ビジネスを作る側には行けないんです。

それはなぜなら 一つもビジネスモデルを作ったことが無いからです。

勤め人はその形態上、一つの狭い分野の業務に特化しているからです。

大きなビジネスモデルの中の細かく分かられた一つのセクションの仕事をひたすら繰り返しているんです。

例えば ビジネスモデルをカレーを作って売ることだとします。

勤め人はそのカレー製造工程の中で、じゃがいもの皮むきだけをやっているのと変わらないんです。

入社以来、ずぅーーーと じゃがいもの皮むきだけ繰り返しやっていると、何年かすると じゃがいもの皮むきの熟練度は異様に向上するんですね。

そういうキャリアしか積んでいない勤め人は、カレーを作るためにどの材料を仕入れたりだとか、カレーをいくらで販売したりだとかは さっぱり分からないんですね。

そりゃそうでしょう、じゃがいもの皮しか剥いたことないんですから、出来ても 玉ねぎの皮を剥くことぐらいです。

細分化されたものにだけ特化した技能を持っていても、ビジネスモデル全体を見ることは出来ないんです。

仮にじゃがいも皮剥き技能士の資格を持っていたとしても、目隠ししてじゃがいもの皮を剥けたり、1時間に1000個のじゃがいもの皮を剥くことが出来たとしてもです。

仮にその勤め人が会社を辞めても自分でビジネスを立ち上げることは出来ないでしょう。

また新たな御主人様の元で じゃがいもの皮を剥く仕事を探すしかないんです。

労働力という商品自体はものすごくありふれたものなんです。

『お前の代わりはいくらでもいるんだぞ』

よく言う話ですよね。

代わりはいくらでもいるということは、常に労働力同士の競争が働いて、値段を高く売ることは出来ないんですね。

それに年老いた犬に芸を仕込むよりも、若い犬に芸を仕込んだほうが効率的ですよね。

勤め人とは常に厳しい競争環境に晒されているんです。

余剰なお金は決して貰うことは出来ないんです。

商売人はどうでしょう、自分独自のスモールビジネスを持っていたとしたら、余剰なお金を貰うことが出来ます。

自分独自の画期的な商品、今までなかった商品、不可能を可能にする商品を持っていれば値段を付け放題なんですね。

そこで豊かになれるチャンスがあります。

勤め人卒業に向けての第一歩は、どんなことでもいいので 自分でビジネスモデルを組んでお金を回収し、その回収したお金を使って更に大きなビジネスモデルを組んで回収する を何周か繰り返してみるんです。

それが どんなに小さなことでも、どんなにくだらないことだったとしても やるかやらないかです。

勤め人をしながらビジネスモデルを組む大変さは分かります。

それでも失敗しても失敗しても諦めずにチャレンジし続けるんです。

それしか道は無いんですから

経済的自由への道を切り開いて、自分が自分らしく生きるために人生を構築していきましょう!

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