一般財団法人遺品整理士認定協会は、遺品整理の専門性を高め、安心して依頼できる業界づくりを目的とした民間団体です。
この協会が認定する「遺品整理士」資格は、単なる作業者ではなく、法令知識・倫理観・遺族への配慮まで備えた専門職であることを証明するものです。
協会の概要
- 高齢化社会や核家族の進行によって遺品整理業へのニーズが急増し、業界の健全化・専門家育成を目指して2010年に設立されました。
- 協会自体は営利を目的としない「一般財団法人」です。
全国で約3万人の会員と1000社超の法人会員がいます。
資格の種類と役割
- メインの資格は「遺品整理士」です。
これは民間資格で国家資格ではありませんが、遺品整理に関する法令順守知識、心のケア、適正な処分・査定・相続業務の基礎などを備えたプロフェッショナルと認定されます。 - 他にも「遺品供養士」や「グリーフケアアドバイザー」など関連資格も存在しますが、協会の主力資格は「遺品整理士」です。
取得に必要な勉強内容
- 教材(テキスト・DVDなど)による独学または通信講座が中心です。通学は不要で自宅学習が可能です。
- 学ぶ内容は、廃棄物処理法や遺品の適正な取り扱い方法、遺族との心のケア、感染症対策、処分物や財産査定・相続、業界倫理など現場で活きる実務知識がメインです。
- 教材による学習の後、協会指定のレポート課題を提出し、基準に達すると資格認定されます。
取得にかかる費用
- 取得費用は主に「受講料・教材費(約25,000円〜77,000円前後)」「入会金(25,000円程度)」と「登録手数料・会費(年間10,000円、2年分のケースが多い)」です。
- 合計で30,000円から80,000円ほどの範囲となることが一般的です。
公式申込時に細かい費用内訳を確認しましょう。 - 認定後、会費の納付を継続することで“遺品整理士”として名乗り業務に従事できます。
まとめ
- 一般財団法人遺品整理士認定協会は、遺品整理士を育成し業界の健全化を推進する団体です。
- 資格取得には法令や実務知識・倫理・遺族への配慮など多角的な学習が必要です。
- 費用は3万〜8万円ほどで、通信制・自宅学習とレポート提出が中心となります。
もしさらに細かい取得フローや申し込み方法まで知りたい場合は、協会公式サイトや申込フォームの最新案内を参照するのがおすすめです。
以上、参考になりましたら幸いです!
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