今日は今まで手に入れた銀製勲章類の比重を測定してみようと思います。
勲章類は全てシルバークリーナーで洗浄済みです。
アルキメデスの原理に基づく、水中置換法にて比重を測定します。
この方法は、物体を水などの密度が既知の液体に沈め、その浮力を利用して体積を求め、最終的に比重を計算します。
被測定物が入るほどの容器に水を入れ、スケールにのせます。
測定誤差の要因にならないよう、なるべく細いナイロン釣り糸を使います。
古い釣り用のハリスがあったので釣り糸のみを使います。
まず最初は勲八等白色桐葉章です。
空気中での重さは14.06g
水中での重量は1.34gです。
比重値は10.49g/c㎥ですね。
次に勲八等瑞宝章です。
空気中での重さは14.13g
水中での重さは1.34gです。
比重値は10.54g/c㎥です。
次は 赤十字社員証です。
空気中での重さは10.65g
水中での重量は1.05gです。
比重値は10.14g/c㎥です。
最後は功七級金鵄勲章です。
空気中での重量は34.21gです。
水中での重量は3.28gです。
比重値は10.43g/c㎥です。
測定結果をまとめると下記になります。
①勲八等白色桐葉章 比重10.49g/c㎥
②勲八等瑞宝章 比重10.54g/c㎥
③赤十字社員証 比重10.14g/c㎥
④功七級金鵄勲章 比重10.43g/c㎥
こうして見ると赤十字社員証 以外の勲章は純銀製の可能性が高いのかなと思います。
勲八等瑞宝章は純銀の比重10.5g/c㎥を超えていますが、測定誤差によるものと考えられます。
最も低かった赤十字社員証は10.14g/c㎥ですが、800銀(コインシルバー)の比重10.15g/c㎥に近いですね。
ネット上では 赤十字社員証の銀材質は900銀(比重10.3g/c㎥)という情報もありますが、測定誤差なども考えると何とも言えないところです、ただ純銀製でないことは確かみたいです。
どうせなら銀品位の高いものを集めたいですね😆
以上、参考になりましたら幸いです!
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