株式の配当金も出たので久々に大きな買い物をしました。
1964年東京オリンピック記念1000円銀貨50枚です。
50枚で11万円以上しましたが、フリマサイトなどで取引されてる単価を考えると安い方だと思います。
スペックとしては 下記です。
品位:銀92.5%、銅7.5%
量目:20g
1枚あたり 18.5g の銀が含まれるんですね。
50枚では925gの純銀が含まれる計算になります。
54枚で約1kg の純銀に相当しますね。
先日コストコで見た純銀インゴット1kg の価格は17万6000円だったので、相当 安く銀が手に入ったとも言えます。
今までに購入したものと合わせるとだいたい120枚ぐらいはあるみたいです。
1000枚保有目指して頑張りたいですね😆
そんな1000円銀貨ですが 、1964年に発行され、もう60年の事になります。
一体どういったものだったんでしょうか?
以下、その特徴や歴史について詳しく解説してみます。
1964年東京オリンピック記念1000円銀貨とは
1964年に開催された東京オリンピックを記念して発行された「1000円銀貨」は、日本初の記念貨幣として歴史的な意義を持つ硬貨です。
この銀貨は、日本が戦後復興を遂げ、国際社会へと復帰する象徴として発行され、多くの人々にとってオリンピックの記憶を刻む特別なアイテムとなりました。
デザインと仕様
この1000円銀貨は、純度92.5%の銀で作られており、直径35mm、重量20gというスペックを持っています。デザインには日本の伝統や自然が反映され、以下のような要素が取り入れられました。
- 表面:桜の花びらとオリンピックの五輪マークが描かれており、日本の文化とオリンピックの象徴を融合したデザイン。
- 裏面:日本の自然美を象徴、富士山と桜が刻まれています。
発行枚数は約1500万枚と多く、多くの人々が手に入れることができました。そのため、日本国内外で広く流通しました。
貨幣収集ブームの先駆け
1964年の東京オリンピックは、戦後日本の復興と経済成長を象徴するイベントであり、この記念銀貨はその象徴の一部として注目されました。
この銀貨の発行は日本初の記念貨幣であったため、多くの人々がコイン収集に興味を持つきっかけとなりました。
特に、当時のコレクション熱が高まり、この銀貨の価格は額面を大きく超えて取引され、一時期2万円以上の高値がつけられることもありました。
この現象は、後の日本における記念貨幣文化の発展にも大きな影響を与えました。
ブームの終焉とその理由
しかし、この1000円銀貨の人気も長続きはしませんでした。
発行枚数が非常に多かったため、次第に市場での希少性が薄れたことが一因です。
また、税法改正により、記念貨幣が課税対象となると、投資目的で購入していた人々が次々と銀貨を売却し、供給過多に陥りました。
その結果、価格は急落し、貨幣収集ブームも終息しました。
現在では、希少性がないため市場価値は銀の地金価格程度に留まっています。
ただし、未使用品や保存状態が良いものは、コレクターの間でやや高値で取引される場合があります。
現在の評価と歴史的意義
今日、1964年東京オリンピック1000円銀貨は、その市場価値よりも歴史的・文化的な意義が注目されています。
この銀貨は、日本が戦後復興を遂げ、国際的地位を回復しつつあった時代を象徴しています。
また、美しいデザインとオリンピックの記念品としての側面から、今でも収集家や歴史愛好家に人気があります。
さらに、この銀貨は、日本が記念貨幣を発行する文化を生み出した先駆けとしての意義もあります。
その後も多くの記念貨幣が発行され、日本の貨幣史における重要な位置を占めています。
まとめ
1964年東京オリンピック記念1000円銀貨は、日本初の記念貨幣として、日本の戦後復興や経済成長、文化的アイデンティティを象徴する重要なアイテムです。
一時的なブームは終わりましたが、その歴史的価値は色褪せることなく、多くの人々にとって特別な意味を持つ硬貨となっています。
この銀貨を手にすることで、1964年という激動の時代に思いを馳せることができるでしょう。
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