以前購入した雑銭 の中から出てきたイギリスの6ペンスコイン、
6という中途半端な数字ですが、かつてのイギリスの通貨の仕組みは複雑で、12ペンスが1シリングで、20シリングが1ポンドだったんです。
これは12進法と20進法を組み合わせた通貨の仕組みだったんですね。
6ペンスコインが40枚あると1ポンドなんです、かつてのイギリス国民は日常の買い物では大変だったんじゃないでしょうか?
コインの表側には若かれし頃のエリザベス女王が施されています。
コインの材質は白銅で銅とニッケルの合金ですね。
コイン裏面には、
イングランドの国花バラ
アイルランドの国花シャムロック
スコットランドの国花アザミ
ウェールスのラッパズイセンの花輪模様
が施されています。
1967年のコインです、今から50年以上前のコインです。
6ペンスコインは、イギリスでは幸福を呼ぶコインとして言い伝えられており、父親が娘の幸福と繁栄を願うものとされていました。
花嫁の左靴の中に6ペンスコインを入れることで、『経済的にも精神的にも満たされ、豊かで幸せな人生を送れる』と考えられていたそうです。
せっかくなのでこのコインで愛娘用のアクセサリーを作ろうと思います。
コイン単体でアクセサリーにするのは難しいので、どうしようかと考えていました。
コインに2mmくらいの穴を空ければ手っ取り早いんでしょうが、なるべくコインに傷を付けることはしたくないので困っていました。
妻のアクセサリー箱を漁ってみます。
なんかよさげなものを見つけました。
なんかイケそうです、ほぼジャストフィットです。
コインと金具をパーツクリーナーでよく脱脂します。
二液混合エポキシ接着剤で接着します。
ドライヤーで軽く熱を加えると接着剤の粘度が下がってよく混ざるようになり、接着強度も上がります。
がっちり接着できました!
もし仮にコインを取り外したいときは、ライターなどで金具を炙って200℃以上の熱を掛ければ、接着剤の強度はかなり下がるので剥がせるようになります。火傷に注意です。
娘の保育園用のカバンに取り付けました。
これでこの子が将来お金に困りませんように
くだらないお金なんかのために、自分の人生の時間を他人に奪われたり
自分がやりたくもない仕事をしなければならなかったり
自分が思ってもないことを言わなければならなかったり
仮面を被りながら自分らしくない人生を歩まないように
そして、お金の制限を取り払い、自分が自分らしく生きて、豊かで幸福な人生を送れますように
それが父の願いです。
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