【新NISA対応】オールカントリーの弱点とは?【全世界株式】

事業

新NISAがいよいよ実装されましたね。

インデックス投資の王道としてよく紹介されるオールカントリー、S&P500と比較されることも多いですが、その弱点を知ることで握力を高めていきましょう。

オールカントリー(全世界株式)とは、世界各国市場の時価総額約85%をカバーする投資信託です。

日本を含む先進国および新興国の大型株・中型株(約3,000銘柄)で構成されており、米国株式以外にも約4割投資しています。

米国株式の比重が60%以上あるため、値動きとしては米国株式に類似しております。

現代ポートフォリオ理論によると、あるリターンを目指したときにリスクが最も小さい最適な組み合わせを『市場ポートフォリオ』と呼んでいます。

投資信託ではオールカントリーがこのポートフォリオに最も近いと言われています。

オールカントリーの最大の弱点としては、その広域な分散ゆえの、各国の政治的・地理的なリスク、いわゆる地政学的リスクを取っているところです。

どの国であっても、地政学的なリスクは少なからず存在します。

投資する国が増えるほど、そのリスクも増えることになります。

ひとたび紛争が起きればその国の信用や経済はガタ落ちし、株価も大きく低下するでしょう。

現時点ですと、中国、台湾などでしょうか、2つ併せて5%以上のウエイトがあり、とくに中国が台湾に軍事侵攻などしたらオールカントリーの評価は大きく低下します。

また中国国内の経済状況も失業率の悪化などで決して良いとは言えない状況で、中国が組み込まれている自体、リスクであると考えられます。

またロシア・ウクライナ問題の流れから、ロシアがバルト三国に侵攻する可能性もゼロではないのです。

仮にロシアが侵攻した場合、難民問題などで近隣諸国のフランス、イギリスも経済的に影響を受ける可能性もあるわけです。

すでにドイツやフランスなどでは難民や移民が大きな社会問題になっており、雇用や治安が悪化し、経済面でも足を引っ張るわけです。

人口増加のイケイケのイメージのあるインドであっても、前時代的なカースト制度が根強く残っていたり、中国との国境問題など地政学的なリスクは存在します。

そう考えると、EU、インド、中国、台湾など、オールカントリーの30%程は地政学的なリスクを抱えているんですね。

地政学的リスクを加味すると、アメリカはその辺のリスクが如何に少ないかが分かると思います。

結局のところ、どこに投資をするにしてもリスクは存在します。

地政学的なリスクはあるにしても、世界的には人口増加し、経済は発展してきました。

みなさんの考えるオールカントリーの弱点、デメリットは何でしょうか?

自分の大切なお金を託す投資先ですから、メリット、デメリットについて把握しておくことは大切ですね。

お金は自由の土台です。そして自由に生きるためにはお金は避けて通れない話題であり、お金がなければ自由には生きられません。

学んで、行動して経済的自由への道を切り開いて、自分が自分らしく生きるために人生を構築していきましょう!

コメント