

店主の金歯を2000円で購入しました。
色々と検証してみようと思います。

購入時の重量は0.62g です。
形状的には前歯用の金歯じゃないですかね🙄

ちょっと汚れの付着も見られるので、モノがモノなので念入りに洗浄してみようと思います。

まずは消毒用のアルコールに漬け、
熱湯+オキシドールで徹底洗浄します。

だいぶ綺麗になりました✨

重量は0.01g 減って0.61gになりました。
とりあえず比重を計測してみます。
小さすぎて検出できんやん😫
仮に比重が15g/c㎥だとしたら、水中での重量は0.04gほどになるはずなので、家庭用の 安いスケールでは検出できないようです😅
色々と調べたら 金歯の材質の種類はタイプⅠからタイプⅣまであり、用途によって材質の組成を分けております。
【タイプⅠ】
- 金含有率:約75–80%
- 添加元素の目安:Pt約10–15%、Pd0–5%、Ag約5–10%、Cu0–2%、その他0–2%
- 比重:約14.5 g/cm³
- 特徴・用途:最も柔らかく、審美性・生体適合性を重視する場面に適用。薄い補綴物にも向く。
【タイプⅡ】
- 金含有率:約70–75%
- 添加元素の目安:Pt約10–15%、Pd約5–10%、Ag約5%、Cu約2–5%、その他0–3%
- 比重:約14.3 g/cm³
- 特徴・用途:強度と耐久性のバランスが良く、耐蝕性も高い。クラウン・インレーなど一般的に用いられる。
【タイプⅢ】
- 金含有率:約65–70%
- 添加元素の目安:Pt約10%、Pd約10–15%、Ag約5%、Cu約5–10%、その他0–5%
- 比重:約14.0 g/cm³
- 特徴・用途:強度が高く耐久性重視。咬合負荷の大きい部位や長期使用に適する。
【タイプⅣ】
- 金含有率:約60–65%
- 添加元素の目安:Pt約5–10%、Pd約10–15%、Ag約5–10%、Cu約10–15%、その他0–5%
- 比重:約13.7 g/cm³
- 特徴・用途:最も硬く耐久性が高い。義歯フレームや高負荷部位、クラスプなどに使用。
全体の傾向として、タイプが上がるほど金の割合が低下し、銅など比重の軽い元素の割合が増える傾向にあります。
タイプごとの合金密度はおおむね14 g/cm³前後に収まるよう設計されているんですね。
今回 手に入れた金歯は、形状から予測すると タイプⅠかもしくはタイプⅡあたりではないかと考えています。
仮に70%が 金だとすると
0.61g×70%=0.427g
金地金1g が22,500円とすると、9,600円ほどの価値があることになります。
金製品も もうちょっと貯めて、将来的に精錬などに出してみたいですね😆
以上、参考になりましたら幸いです!

コメント