こんなものが届きました。
みんな大好き普通郵便です。
早速 開封してみましょう！
届いたのは1951年ドイツ5マルク銀貨です。
中央に大きく「5」と額面が記され、その下に発行年「1951」とミントマークGが配置されています。
周囲には「BUNDESREPUBLIK DEUTSCHLAND DEUTSCHE MARK」（ドイツ連邦共和国 ドイツマルク）と刻まれています。
反対側の面には ドイツの国章である大きな鷲（バンデスアドラー）が中央に描かれています。
これはドイツの力強さと独立を象徴しています。
1951年ドイツ 5マルク銀貨のスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発行国 | ドイツ連邦共和国（西ドイツ） |
| 額面 | 5ドイツマルク |
| 発行年 | 1951年 |
| 素材 | 銀 62.5%（残りは銅） |
| 重量 | 11.2g |
| 直径 | 29mm |
| 厚さ | 2.07mm |
| 形状 | 円形 |
| 縁 | 「EINIGKEIT UND RECHT UND FREIHEIT」（統一と正義と自由）の刻印入り |
| デザイナー | アルベルト・ホル（Albert Holl） |
| ミントマーク | G（カールスルーエ造幣局）など |
重量的には問題ありませんね。
1951年当時のドイツの時代背景・国際情勢・歴史・文化
歴史的背景
- 戦後分断と西ドイツの誕生
- 第二次世界大戦後、ドイツは連合国（米・英・仏・ソ連）によって分割占領されました。
- 1949年、西側占領地域が統合され「ドイツ連邦共和国（西ドイツ）」が成立。東側は「ドイツ民主共和国（東ドイツ）」となり、ドイツは東西に分断されました。
- 1951年は、戦後復興と新しい国家体制の構築が進む時期でした。
- 国際情勢
- 冷戦の始まりにより、東西ドイツはそれぞれ米国・西側諸国、ソ連・東側陣営に属しました。
- 1951年10月、アメリカをはじめとする西側諸国がドイツとの戦争状態を正式に終結させ、ドイツの国際社会復帰が進みました。
- 同年、西ドイツは欧州石炭鉄鋼共同体（ECSC、後のEUの前身）に加盟し、ヨーロッパ統合の歩みを始めました。
経済・社会・文化
- 経済復興（「経済の奇跡」）
- 1950年代初頭の西ドイツは、マーシャル・プランなどの援助を受け、急速な経済成長を遂げていました。
- フォルクスワーゲン・ビートルの大量生産や家電の普及など、生活水準が向上していきました。
- 文化・社会
- 戦後の混乱から立ち直り、家庭や暮らしの安定が重視されるようになりました。
- ファッションや音楽にも新しい波が訪れ、ジャズやロックンロールなどアメリカ文化の影響が強まりました。
- 若者文化が台頭し、従来の価値観に対する小さな反発も見られるようになりました。
- 政治・法制度
- 連邦議会や基本法（憲法）に基づく民主主義体制が定着し始めた時期です。
- 戦後のナチス責任追及や補償問題も議論されていましたが、社会的にはまだ多くの課題が残っていました。
まとめ
1951年発行の5マルク銀貨は、西ドイツが戦後復興と国際社会復帰を目指す中で発行された象徴的なコインです。
デザインはドイツの伝統と新生国家の誇りを反映し、時代背景としては冷戦下の分断、経済復興、そして新しい文化の胎動期でした。
以上、参考になりましたら幸いです！
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