以前から興味があって欲しかったコインを入手してみました。
1938年 ドイツ第三帝国時代の5ライヒスペニヒです。
材質は真鍮製ですが、デザインが人気のコインになります。
ミントマークは 『A』 なので、ベルリン造幣局製ですね。
他にも『B』ウィーン造幣局
『D』ミュンヘン造幣局
『E』ムルデンヒュッテン造幣局
『F』シュトゥットガルト造幣局
『G』カールスルーエ造幣局
『J』ハンブルク造幣局
などがあるようです🙄
なお、『E』ムルデンヒュッテン造幣局は、ドイツのサクソニー州に位置し、1887年に設立され、1953年に閉鎖されました。
そもそも ドイツの第三帝国とは どういうものだったんでしょうか?
ドイツの「第三帝国」(Drittes Reich)は、1933年から1945年までのナチス政権下にあったドイツを指します。
この時期は、アドルフ・ヒトラー率いるナチ党が独裁体制を築き、全体主義的な政策を推進した時代です。
背景と成立
- 「第三帝国」という名称は、神聖ローマ帝国(第一帝国)とドイツ帝国(第二帝国)に続くものとしてナチスが自ら名乗りました。
- 1933年1月30日、ヒトラーが首相に就任。その後、議会制民主主義であったヴァイマル共和政を終わらせ、一党独裁体制を確立しました。
政治体制と政策
- ナチスは基本的人権を剥奪し、言論や結社の自由を制限。秘密警察(ゲシュタポ)や親衛隊(SS)が恐怖政治を展開しました。
- 労働組合は解散させられ、経済や教育、文化など全ての分野がナチスの管理下に置かれました。
- プロパガンダを駆使してナチズムの思想を広め、ヒトラーへの個人崇拝を強化しました。
対外政策と戦争
- ナチスは領土拡大を目指し、1939年にはポーランド侵攻を開始。これが第二次世界大戦の引き金となりました。
- 一時的にヨーロッパの大部分を支配したものの、1943年以降は連合国に対して劣勢となり、1945年に敗北しました。
終焉と影響
- 第三帝国は1945年の敗戦と共に崩壊。ナチスの政策はホロコーストなど未曾有の人道的悲劇をもたらしました。
- この時代は現代史上最も暗い時期の一つとして記憶されています。
第三帝国は独裁と全体主義の象徴であり、その歴史的教訓は現在も重要視されています。
以上、参考になりましたら幸いです!
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