銀地金の価格が2024年4月に入ってから高騰しています。
2024年4月4日の銀相場としては、148.06円/gと前日より5円以上も高騰しています。
日本円の価値が下がっているから銀価格が上昇しているとの見方もありますが、工業的にも価値のある銀は今後も上昇していくものと考えられています。
日本の銀貨を銀投資の一環として収集した場合、どの銀貨をどのくらいの価格で購入できたら銀の相場と比較してオトクなんでしょうか?
比較的安価に購入できる下記の7種類の日本の近代銀貨で比較してみます。
この比較は、銀貨の特年とか美観、保存性などを無視した、完全なる銀地金としての比較です。
各銀貨の種類とスペックです。
①100円銀貨(稲穂、鳳凰、東京五輪など)
品位:銀60%、銅30%、亜鉛10%
量目:4.8g
②1964年 東京五輪1000円銀貨
品位:銀92.5%、銅7.5%
量目:20g
③小型鳳凰50銭銀貨
品位:銀72%、銅28%
量目:4.95g
④旭日五十銭銀貨
品位:銀80%、銅20%
量目:10.125g
⑤竜50銭銀貨
品位:銀80%、銅20%
量目:13.478g
⑥旭日20銭銀貨
品位:銀80%、銅20%
量目:4.05g
⑦竜20銭銀貨
品位:銀80%、銅20%
量目:5.391g
各銀貨の純銀含有量をベースに、銀のグラム単価別に購入単価を算出してみました。
どうでしょうか?なんとなく相場と比例しませんか?
こうして見ると、銀のグラム単価100円を切って収集するのはかなり難しいと思います。
一番可能性として高いのは100円銀貨でしょうか?
また竜の銀貨については偽物のリスクもあるので、異常に単価の安いものには注意が必要ですね。
銀貨の購入時に迷った時は、純銀含有量からの価値を算出してみてもいいと思います。
以上、参考になりましたら幸いです。
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